・昨日6.29多くの参加者で、虹とみどりの会市民学習会が開催されました。菊地穂奈美さん(郡山地方農民連事務局)の講演は、とても分かり易くて参加者からも大変好評でした。やはり、真の農業実践者であり(花卉園芸等)農民連事務局としての豊かな経験で話されるので、示される資料の種類と解説が次々と頭と身体に入ってきました。消費者からは見えにくい米の流通経路別流通量、物財費の高騰が米価格に反映されていなかったこと、なぜ米価が高騰したのかの背景、日本の食料自給率の低さ、非常時も輸入に頼るのか、輸入米で価格の安定を図るのは日本農業は壊滅する、輸入すれば良いのか?、価格保障と直接支払い(所得補償)の組み合わせで農家は安心して生産し、消費者は安定した価格で手にできる。最後に適正価格の理解と同時に一番必要なのは給料が上がることと明確に述べられた。
原発事故は福島県内全ての産業界人々に大きな被害もたらした。だからこそ、事故の教訓をどのように活かしていくのかの判断と実行力が今後も重要です。第一産業としての農業、食料主権、命を守る政策判断は、県民一人ひとりに課せられています。長年の失政の責任を見極め今後の進路を誤らないこと。
後半のアピールタイムでは、全国比例に、共産党、れいわ新選組、社民党の、政党とそれぞれの候補者説明とお願いがありました。
私からは、学習会参加のお礼と参議院選挙に参加し、今後も連帯して社会現状を大きく変えていきたいと伝えました。
・参加者の感想紹介
「お米って当たり前にいつもあって無くなるなんてことは夢にも思った事はありませんでした。
最近の米騒動の背景が以前に敷かれた減反政策が大きく影響されていることなどがわかりました。米の生産の安定と供給に政府が責任を持たんなかったことの結果です。
減反政策を米農家に強いて、農業従事者が激減する状況でも、国は対策は取らず、アメリカや諸外国からの農作物輸入拡大での乗り切ろうとしているのでしょうか?
米は一粒の種籾から数千数万の実りが産まれる優秀な主食です。
備蓄米を安価で供給する目先の政策では根本的な解決はありえません。
一時ではなく、これからの自給率を高めて行くためにも、農業を支え守る政策が不可欠です。
私たちの体は食べ物で作られています。農作物の自給率を高め、安定価格で生産ができ、消費者が買い求められるような農業政策が最重要だと思いました。」
*注*福島選挙区 共産党の小山田ともこさんは、全国比例区からの立候補予定変更になりました。