思ったより気温は上がっていないはずだけど、やっぱりもやもやしている。油断せずに暑さ対策。

昨日に引き続き慶治朗さん。前回は他の予定でうかがえなかったのだけれど、残念なことに台風で中止となってしまった。残念だけれど、第2回目以降は皆勤賞、ということで。これからの続けてうかがいたい。先ずは「月並丁稚」。こちらでは全く聴かない噺かなぁと。ざこば師匠がよくかけられていたらしい。慶治朗さんの丁稚は本当にこまっしゃくれてる。大阪言葉がやっぱりわからないものがちらほらでてくる。何となく前後の関係でわかった風ではあるけれど、これもまた勉強不足。次いで、「お花半七馴れ初め」。これも全く聴いたことのない噺。びっくりするくらい、お花がグイグイくる。なんでしょうか、丁稚だけじゃなく、娘もかなりはまっている。おじさんとその連れ合いの面白さがあって、二人のやり取りが盛り上がるんだけど、過剰なまでの思い込みがあそこまでくると清々しい。終わり方もバタバタっといって、ぷっつりといい意味でお客を置き去りにする噺。お仲入り後は、ネタ出ししている「子は鎹」。これは、サゲがよく知られているので、そこに辿り着くまでに、どれだけその人の味わいが出るのかということなのかと思うけれど、先の丁稚、つまり子どもと娘(妻)だけど、これがとても良かったのと、真人間になった熊も誠実(であろうと推測する)な慶治朗さんの人柄も出ていて、よい三角関係ができていて、しっかりサゲにハマって気持ちよかった。東京ではあまりかからない噺はやっぱり言葉が頭の中ですぐに変換できないものもあったりするので、自分なりにはあれこれやっているつもりだけれど、まだまだ追いつかない。それでも、 大阪の寄席で落語を、という野望も芽生えてきた。いつとは言えないけれど、ぼちぼち考えたい。2日間に渡りたっぷりと堪能しました。

雨がぽつりぽつりと。急いで帰る。