天気が崩れて、昼食時に土砂降りに出くわす。梅雨入りのもようで諦めるしかない。

飽きるまでしっかり通おうと思って参戦、たぶん飽きないと思うけど。上方落語若手噺家グランプリは残念な結果となりましたが、そんなのは関係ないのです。東京ではあまり賑わせていないので、しれっとしてもらって良かったのどけれど、しっかりと来年の話もされて、まだまだ挑戦は続くようす。しっかり応援したい。先ずは、「桃太郎」。米朝師匠のお名前が出てきたけれど、詳しくないので、あまりきにせず楽しむ。名前は知っていても実際に落語をされているのを聴いたことがないので…。ざこばさんも実はよく知らない。本当に申し訳ない、新参者で。これもよくよく考えればありそうな噺だけれど、初めて聴くものばかりなので、ほんと新鮮。勿論、仰っていたように何度聴いてもその時のこちらの状況などもあって、多分受け止め方は違うと思う。こまっしゃくれた子どもがとても似合ってました。小憎らしさ全開。次は「天災」。間違って覚えた知識を披露するのはよくある噺だけど、これも初めて。鼻血、ブワー、にやられる。何度も出てくるんでね。ま、暴力はいかんよな、とか思うことはないことはない。いつも自分は小さな引っ掛かりをスルーしないようにしているので、モヤッとしたものはモヤッとしたまま受け止める。それでも、それすらおおらかに包んでしまえる魅力は何なんだろうか。お仲入り後は、「高津の富」。本当に上方落語は知らない噺ばかり。まくらの段階で驚きが笑いに変わる部分の話があったけれど、その中でもアカデミー賞を受賞したであろう女優さんみたいなのが、ゆりやんさんを思い出させた(あちらはサプライズですが)けれど、慶治朗さんの方が、へんちくりんで面白かった。ここからのアメイジング!おしが、クセになる面白さ。このまくらから話に入るとは!ただ、あまりサゲがしっくりこないというか、終わった瞬間は、はぁ~ん、と思ったけど、パキッとした膝を打つような感じではなく、じんわりとくるタイプなんだなぁとぼんやり思う(まだきてないけど)。これはまた何度か出くわさないと自分の中で消化しきれないかも。でも、そういうのも含めて全部面白い。いろんな噺を聴いているはずなのに、初めてと感じたり、いつまでたっても、噺の名前を覚えなかったり、噺家さんの関係図がいつまでたってもわからなかったり、申し訳ないことばかりなんだけれど、楽しもうという気満々でいるのでまだまだあちこち出没する、つもり。慶治朗さんは、また来月も楽しみに。

肌寒くなって、びっくりしたけれど、明日はまた暑くなりそうであたふた。