暫くは不安定な天気のままなんだろうか。今のところ酷い目に合わずに切り抜けてはいるけれど…。

忘れずに駆け付けることができた。とはいえ、この展示がどういう意味合いを持っているのかいまいちわからず、ぼんやりしたまま駆け付ける。基本的に山本さんが入賞?されているので行ったのだけれど、山本さんはこれまでも何回か入賞しているみたい(後で確認したところ判明)。その他にもそういう方が結構いらっしゃるもよう。先日こちらで拝見したものも同様のようだったけれど、何度でも出展して受賞できるというのは当たり前まーのことなんだろうか。例えば、山本さんであれば、1円玉のフロッタージュではなく、あの書き込みをされてしまったシリーズであれば、再度入賞する意味合いはあると思う。だけど、1円玉のフロッタージュで何回も、というのはちょっと違う気がする。特に何度も出しちゃいかん、という事になっていないもの(だと思う)なので、新しい才能を発掘するためのものではないとしても、推薦者がいるというかたちであればなおのこと推薦者には、もう少しいろんな人を見つけて推薦してほしい、と願います。難癖をつけたところで気に入った作品を。山本さんの作品は今年京都で拝見した作品でした。場所が変わると雰囲気も変わります。2つの作品の並びが変わっていたし、あんなに大きいのにポツンとしているように感じる。ちょっとお邪魔します、みたいな感じ。大賞の村山さんの作品は、データ等で拝見する限り光の反射があるのかはよくわからなかったけれど。箔の使い方が意外と無駄、ここで使わなくてもいいのでは?という意味、ではと感じる部分もあったけれど、光の加減、観る位置で想定外のアクセントになっていて、面白かった。「後ろ手の未来」はどこかで拝見したような気がする。詳しい解説はないので、わからないけれど、後ろ手という言葉自体がネガティブなイメージを持っているように思うので、それゆえに纏っている服が気になる。だけど、実際には後ろ手ではないので、そこにある未来は後ろ暗いものではないのではと思わせる。単純に良かったのは「山景を纏う者」。こういうテーマに日本画の親和性は高いと思う。ぷわぁ~と霧を吐いている姿があって、このテーマががしっと画面の中でしまったような気がする。木村了子さんも今ここで?と思わざるを得ない作家さんかなぁと思う。

やっとあちこちの痣などがひいてきたような、あくまでも、ような。