すごい雨でびっくりしたけれど、そんなひどい目にあわずに何とかなった、ような。

危うく逃すところだった。会期を勘違いしていた。DM等の写真で拝見していた獅子は黒光りしていたけれど、そんな獅子はいなくて、だいぶ照明の感じで印象が変わるなぁと。女神たちはそうでもなかったのに、獅子だから勇猛にしちゃったのかな?少々やり過ぎかと思う。作品そのものの印象が変わりすぎる。勿論、仏像とかはいつもいるところで拝見するのと美術館とかに来ちゃうと違うのはわかる。その流れで「あり」としちゃうのもあるかとは思うけど、やっぱりそれはもったいない。今回のタイトルからすると獅子や女神を褒めなきゃいけない気もするけれど、マネの「オランピア」から触発された作品は、なにげに奥深くひかれた。黒人女性かどうかは分からなくなっているけれど、何故か青い服を来て立っていて、裏側を見るととんでもなく服の裾が長い。どういうバランスなのかわからなくなる。何故か黒猫も怒っているよう。元のままじゃないところに何を投影するのか、とても面白い。色のつけ方もバランスもこれもありだなと思わせる。それから、女神などの身体よりも、動物の身体の方がしっくりきたのは、どうしてなのかなぁ。多分、神様ってやっぱりどれだけ人に寄せてもやっぱり人じゃない、という意識で見ているからなのかな。人間らしさがほどほど、というのか。その中で天使の表情がとてもよかった。なんだろう、これは人の子どもの笑顔だなと思う。妙に人間らしいところがいい。

まだ足が痛い。暫く時間がかかるかも。