朝は雨でひんやり。なかなか安定した天気にはならん。

なんでまたこれを、と思うけれど、意外と格闘技好きなこともあり、今は殆どないけれど、小さい頃は何故かプロレスに連れて行ってもらうことが何度かあって、意外と嫌いじゃないということが大きい。観終わって、暫し呆然。というよりも、観ている間、ぞっとすることばかりでかなり疲弊。気持ちが追い付かなかった。呪いにかけられたよう。これがドキュメンタリーじゃなくて、あれこれ脚色されているんだから、まぁ悲劇は少し強めだったりするのかも、とか思いながら、平静を保とうと努力したけれど、やっぱりぞっとすることばかり。4きょうだいが再会する場面とか、最後の写真とかちょっと綺麗にしすぎというか、それがあって余計に落ちるような感覚が強くなった。なんでこんなことに…と思うけれど、やっぱりそれは父の問題だと思う。家族が家族というだけで誰かの強い思いに応え続けなければいけいないというのは、本当に苦しい。自分だったらどうなっただろう、と考え込んでしまう。単純に末っ子のような対応にならざるを得ないのかも、と思う。彼の思いには自分の中でシンパシーを抱くことが多かった(音楽はやっていないけれど)。しかし、プロレスの場面はなんだかとても懐かしいというか、あぁこんな感じだったかも、と思う。八百長だといえばそうなのかもしれないけれど、ショーアップされたもの、演出過多なもの、と考えれば、プロレスは面白い。だけど、最近は真剣勝負(ま、こちらも絶対ではないけれど)の格闘技のほうが好みではある。それに真っ向から取り組んだザック・エフロンは、言葉を選ばずに言うと汚めで、キラキラした感じはなかった。だけど、この生活にキラキラは少な目だと思うし、身体づくりも含めて、しっかりその役になっていたと思う。だからこそ、この物語がぞっとするものとして迫ってきたと思う。これはカルト宗教の話ではないんだよね?と思いつつ、どうしてもそれを想起せざるを得ないのは、悪意ある解釈なのかな。もっとしっかり内容を知っていたら見に行かなかったかも…。なんとなくプロレス見たいなと思った自分の浅はかさを呪う。

ちょっと調子が悪くなってきた。伝染された可能性が高い。