風が怖い。何かが飛ばされてきて、それに頭を打たれて…みたいな想像が渦巻く。

いつの間にか椅子まで設置されているけれど、辻っぽく座らずに拝聴する。今年最初の辻講釈。そんなに頻繁に通えないので、なるべく機を逃さずに。先ずは「岩見重太郎」。一度聴いたことあるかなぁと思ったけれど、それは狒々に引っ張られただけかも。狒々が出てきたところで、その動きは座っていてはなかなかできないよなぁ、これぞこの辻講釈の醍醐味、と勝手に思う。ついで、「ブレーメンの音楽隊」。伊織さんが童話ネタも持っていることは知っていたけれど、初めて聴きました。とはいえ、ブレーメンの音楽隊ってどんな話だったか全く思い出せず、4匹の動物のシルエットしか覚えていない。最後までいって、こんな話だったかなぁと半信半疑ではある。だけど、猫はまさかの鳴き声のみとは!なかなか工夫されてます。そして、猫八師匠ばりに鳴き真似が上手かった。このあたりで寒さに耐えきれなくなってきた。だけど、皆頑張っているので、踏ん張る。「魚屋本多」。これは辻講釈で聴いた!それだけしっかりわかったけれど、風に体力を奪われて、頭が働かない。物語についていけず(一度聴いているから何となくついていっているけど)。花粉も酷いし、寒さもあって、なかなか過酷な状況でしたが、久しぶりの講釈はやっぱり面白かった。話の途中で観客に話しかけたり、周囲の状況を見ながら丁寧に話しを進めるのはさすがだった。

本当に身体が冷えた。体調崩さないようにしないと。