風が強い、気温は高め。のほほんとした空気感。

名高選手は、本当によく試合が組まれている。そして、それを乗り切っている。それならば観に行かないわけがない。16時スタートかと思ったら、15時30分からスタート。そして、音楽が生演奏!ビックリすることだらけ。先ずは、お松レンジャージムvs萩原悠人。お松選手の肘打ちが決まっていて押し切るかと思ったら、萩原選手が持ち堪えて、いい試合に。判定はお松選手。小野寺楓珂vs冨田賢輔。リーチがある分、小野寺選手が有利か。2Rに怒涛の攻めでT.K.O。膝と肘であれだけやられると苦しい。渡部隼vsストロベリー稲田。モヤッと煮え切らない展開。瞼が重たくなった。3R、渡部選手が「かかってこいよ」みたいな煽りがあって、少々盛り上がったけれど、もっと早めになっていたら良かったのに。佐野貴信vs元山祐希。佐野選手が押しているかなぁと思ったけれど、2Rになると元山選手が盛り返してきた。残り30秒で壮絶な殴り合いになって、判定は元山選手でした。この試合のレフリーの動き、見事でした。しょーいvs吏亜夢。吏亜夢選手が押し気味に進めたのはわかったけれど、かなり消耗していたので、次はもう少し気合いの入った試合を期待。ここまでK.O.なし。暫くこの感じなのかな。NA☆NAvsMICKY。出だしから、NA☆NA選手が有利に試合を展開して、勝ちきった。何となく順当に見えてしまったのは何故か。パルコ・レンジャージムvsオーシャン・ウジハラ。今日始めてのK.O.。パルコ選手は押されていようにみえたけれど、本当に一瞬の隙をついて、膝をボディに打ち込んだ。お見事。佐藤久里虎vsリュウノスケ・ウォーワンチャイ。1R、リュウノスケ選手の方がローブを背負っても余裕で判定も勝っていたけれど、2Rになると少し顔にパンチを食らうことが多くなって厳しい展開に。肘を狙い過ぎたかも。最終的には佐藤選手の判定勝ち。終盤の追い上げ、さすがでした。アピデート・チョーバンセンvs老沼隆斗。老沼選手のローキックで2度ダウンを奪いました。もう、よろよろになってました。2Rも足を狙いK.O.。アピデート選手は立てなくなってましたから、相当だったんでしょう。ここで、お仲入り休憩。その後、いまいちよくわからんレセプションが続いて、意識を失いそうになる。ただでさえ、椅子が悪くて腰が痛いのに、無駄に座らされている気がして、イラついてしまう。ノンミン・トール ソンキアットvs伊藤紗弥。そのイライラを多少ふっ飛ばしてくれたのが、伊藤選手。見事なK.O.勝利。2Rの追い込みは凄まじかった。打撃が見事。イサンヌア・チョーバンセンvs永澤サムエル聖光。イサンヌア選手の攻め手が直線的で刺さる。前蹴りでしっかり距離をとりつつ、距離を詰めて肘を打ち込む。永澤選手もしのぎながら、自分の攻め手を決めているけれど、ダメージが大きいのか、動きが重たい。最後まで決定打を叩き込めずに敗戦。イサンヌア選手のさらりとやっている姿が印象的。ここまで日本人選手のワイクルーの雑というかあっさりした感じがもったいない。ペッチマイ・シアダムムーパラーラジャダムナンvsMIKE JOE。手数が少なくて緊張感ある入りになったけれど、ペッチマイ選手のほうが有効打が多かったか。ボディへのキックと肘打ちが激しくなって、JOE選手は苦しい。倒れなければいいわけではないけれど、これ以上打たれないために倒れるのは違う。その意味では最後まで戦う意思はみせてもらえました。にしても、ペッチマイ選手は容赦なかった。サミンデット・ノーアヌワットジムvs重森陽太。重森選手は自分から攻めることができなかったのが痛かった。サミンデット選手は何かをくらったとしても、自分から仕掛けていたわけで、その部分が判定に影響したと思う。3R目は積極的に行ったけれど時既に遅し、でした。カムバック・T.K.ユッタナvs馬渡亮太。馬渡選手は開始1分も経たずにダウンを奪われてしまう。そこから、だいぶ盛り返したけれど、顔が真っ赤に。最後はしっかり時間を意識した組み合いを多用してカムバック選手が逃げ切りました。試合巧者ぶりをみせつけられました。ここまで、タイの選手の攻め手の正確さとクレバーな試合運びに押され気味。ラムナムムーンレック・オーアチャリヤvsレンタ・ウォーワンチャイ。レンタ選手もよく前に出ているけれど、なんやかんやで有効打はラムナムムーンレック選手のほうが多いのか。この展開なら先の試合同様、時間を上手く使うよなぁ〜と思っていたら、肘打ちで飛び込んできたり、一筋縄ではいかない。最後は逃げ切られレンタ選手敗戦。ここまで男性はタイ人の選手に全敗。キックの鋭さとか、逃げ切り方とか、ちょと次元が違う感じ。そして、メインイベント!プレーオプラーオ・ペップラオファーvs名高・エイワスポーツジム。1R中盤でバンチの雨を降らせてダウンを奪って、その後も果敢に攻め込み全くダメージなしの表情。2Rは相手が果敢に飛び込んてくるのを上手く捌きつつ、時間調整で組む事もなく、肘打ちや蹴りも入れながら動きを止めない。勝手に3Rで終わりだと思っていたら、5Rでした。その後も有効打を受けることなく、全身を使ってかわしては攻めるを足を止めることなく繰り返す。プレーオプラーオ選手も~レくださいロープに追い込んでいるのに、逃げられたり、やられてしまったり、どうしたらいいのかわからない感じ。最後まで判定はリードしたままで勝利。終わった後、ヘトヘトに見えたけれど、それくらい相手が強かったということなのかも。それでも、決して逃げ切りを狙うのではなく、カウンター含めて最後まで攻める姿勢全開でした。本当に向かう所敵なしの状況になってきたなぁ。今後どんな強敵が出てくるのか楽しみにしたい。そして、名高選手のワイクルーは本当に美しい。闘いに向かう強い意思を感じる。6時間背凭れのない板切れのような椅子に座りっぱなしでもう腰とかお尻がなにも感じなくなった。でも、頗るよい気分。辛い席だったけどリングに近くて大興奮だったので。そして、変にあれこれ煌びやかにならず、全員同じウェアだったのも新鮮だった。

ただただ眠い。