伊賀市島ヶ原にあるミシュラン一つ星のフレンチレストラン、
『レチュード』に行ってきました
オープンして5年目、評判は聞いていたのですが、
なかなかチャンスがなく、初めての訪問となりました。
おとぎ話にでてきそうなメルヘンチックなこじんまりとした
綺麗で可愛い佇まい。
店内に入ると、とても素敵な笑顔の若い奥様が、
丁寧な接客で席に案内してくれました。
こだわりを感じさせるテーブルセッティングに期待が高まります。
最初にノンアルコールドリンクの説明がありました。
お酒を飲めない人にもドリンクを楽しんでもらおうという、
素敵なアイデアでした。
お酒大好きな私は、シャンパーニュ・白2・赤2のペアリングをお願いしました。
一皿目 グジェール
小さなシュー生地にベーコンとブロッコリーのクリームを詰めて
一口サイズの可愛いアミューズ。クリームの味わいが気に入りました。
ドラピエ・ブリュット・ナチュールとぺアリング。ピノ・ノワール100%で造られた
ノン・ドサージュのシャンパーニュ。果実味と綺麗な酸を備えた夏向きのエレガントな味わいで一気にテンションが上がりました。
二皿目 じゃがいものポタージュ
新玉ねぎのムース
旨味を含んだ上品な味わいの冷たいスープが火照った体を癒してくれます。
三皿目 カンパチのタルタル
焼き茄子 トマトのジュレ パセリのオイル
コンソメジュレサラダ風。上に乗っている『つるむらさき』がアクセントに。
個人的にはとっても気に入った一品でした。
ドメーヌ・サン・マルタン・ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ
・シュール・リー2019とペアリング。
初めて飲むミュスカデ・シュール・リー、柑橘系の香りとみずみずしいフレッシュな酸が特徴の辛口。夏をイメージしたセレクトが続きます。
四皿目 鱧のベニエ
素麺カボチャとキクラゲ 大葉のソース
サクッと揚がった肉厚の鱧が美味しかった。
マルセル・ダイス・アルザス・ブラン2017とペアリング。
アルザスの名門マルセル・ダイス。大好きなリースリングを始め数種類のブドウから造られた白ワイン。とても美味しくいただきました。
五皿目 伊賀牛頬肉のポトフ
アワビ 錦生しめじ 山椒風味のオイル
濃厚な味わいのスープ。ホロホロッとした柔らかい頬肉。
ゴロッと大きくカットされたアワビ。旨味が濃縮された一品でした。
ドメーヌ・フォンテーヌ・ガニャール・ブルゴーニュ・ルージュ2017とペアリング。
深みのある上品な果実香があり、ストラクチャーがしっかりした美味しいブルゴーニュでした。アルザスがまだ残っていましたが、お料理に合わせて提供していただきました。嬉しいですね。
六皿目 本日のお魚料理
アズキハタのポワレ ヴェルモット酒のソース
ふっくらとした大振りの高級魚アズキハタ。
脂がのった旨味のある身は噛み締めるほど美味しくいただけました。
再びアルザスとペアリング。
七皿目 伊賀牛イチボのロースト
黒ニンニクと赤ワインのソース 南山城村の山わさび
見た目通りの美味しさ。肉厚の赤身の柔らかい伊賀牛イチボ。
テンションは最高潮に。
シャトー・ダングレス・グラン・ヴァン・ルージュ2019とペアリング。
深みのあるルビー色。赤系果実香やスパイスの重厚な香り。
しっかりしたボディーの味わいのある美味しいワインでした。
八皿目 フロマージュ
顔に書いてあったのか、チーズはいかがですかと尋ねられました。
もちろん即答『大好きです』と。
レチュードさん手作りの食用ほおずきがお洒落です。
甘味のある青りんごみたいな味だったそうです。
九皿目 ベルベーヌのブランマンジェ
パイナップル 黒胡椒のメレンゲ ヨーグルトのソルベ
サッパリと美味しくいただきました。
十皿目 白桃のコンポート
カルダモンのクレームブリュレ スモモ ぶどう バニラのアイス
上品な甘味の美味しいデザートでした。
十一皿目 コーヒーと小菓子
京田辺・サボローゾのコーヒー
月ヶ瀬・岩田の有機紅茶と迷いましたが雰囲気でこちらに。
最後までこだわりが感じられました。
お料理はどれもこれもとっても美味しく、
見た目も美しく、ボリュームもあり、素晴らしいの一言。
ワインのセレクトもとても気に入りました。
店内には可愛らしい演出があちこちに。
テーブルにはカリメロのオブジェが。
とっても居心地の良いお店でした。
四人でのレチュードでの豪華なお食事会。
楽しい時間はアッと言う間、
美味しいお料理と美味しいワイン、思い出に残る楽しい時間、
とっても素晴らしいひとときでした