第20回ワインを楽しむ夕べ(2021.1.4)は、ティニャネロ2016



2021年初めての本格的なテイスティングなので、
お正月らしく高価なワインを開けてみました。
このワインは、2020年新春初売りの
エノテカ・トレジャーハンティングでゲットしたもの。
末等の5等でガッカリした覚えがありますが、
よくよく評価を見てみるとなかなかの物でした。
飲み頃が2046年まで続くとなっているので、
そんなことならもう少し寝かせておくべきだったかと
後悔もしましたが後の祭り。
でもでも、でもでも、
素晴らしい味わいを堪能できて大満足でした。
外観は、深みのあるややレンガ色がかったルビーレッド。
エッジ、ややオレンジ。グラスの底が見える程度。
ディスクやや厚め。粘性高い。
アタック、強め。ブラックベリーやラズベリーなどの果実香がトップに。
燻した樽・甘いニュアンスの香り・タバコ・青い森林の香り・スミレなど。
果実香中心で複雑さを兼ね備えた、
鼻を抜けるような軽やかさを持った良い香りがします。
味わいは、果実味強い。なめらか。やや甘味。タンニンしっかり。が、第一印象。
凝縮した果実味が強く感じられ、
酸・タンニンが豊富なストラクチャーがしっかりした力強い味わい。
それでいて、丸みを帯びてなめらかでエレガント。
余韻は長く、シルキーで滑らか複雑な味わいが長く続く。
深みのある味わい、香味のバランスの良さ、
いつまでも楽しんでいたい印象に残る素晴らしいワインだ。