Q.
ひとみさんがリスペクトするネイティブアメリカンの人物のお話を聞きたいです。
身近な方から、歴史上の人物まで…こだわらないのですが。
A.
ネイティブアメリカンの教えでは
エルダーをリスペクトすることは
日常生活のなかでも当然のことです
フィースト（食事会）の配膳の順番も
年齢の高い方々からが礼儀です
だから
出会わせていただいたエルダーたちは
全員が私の尊敬するみなさん！
インスピレーションをくださったメディスンウーマン
ダンスや唄やクラフトやことばの先生方
ネイティブ活動家のデニス・バンクスさん
共に祈らせていただいたヒーラーたち
とにかくたくさんの方々がいます
ひとりひとりをご紹介したいくらいですが
今日はこの方のことをお伝えします
私のネイティブ父になってくださったジョーさん
クリーク族とアフリカンアメリカンの血を引いています
写真は地域代表エルダーに選ばれたときで
ちなみに隣はお母さんになってくれたローズさん
私の父母ですがご夫婦ではありません(笑)
ジョーさんは
軍隊経験もあり
セラピストであり
地域ネイティブのサポートに貢献され
とくに尊敬される存在です
クリーク族はアメリカ南東部の部族で
ジョーさんもアトランタのご出身ですが
お住まいのミシガン州はアニシナベ族がほとんど
ジョーさんは月にいちど
地域のネイティブエルダーたちを招いて
レストランでのランチ会を行っていました
ときには５０名ほどにもなりましたが
まったくの自腹！！
ネイティブコミュニティーでは
経済的余裕のある方々は少ないと思います
活動やイベントも
スポンサーやドネーションに支えられるのが常です
そんななかで余裕があったにしろ
「コミュニティーのため」
を優先する父はすごいと思いました！！
そのランチ会に
ネイティブでもエルダーでもない私を
呼んでくださるようになったのです！
ジョーさんは
ネイティブと日本人には共通するこころがあるんだと
私を仲間入りさせました
「世の中をよくするためにあなたがいる」
ジョーさんは子どものころに
お祖母さんからそう言われていたそうです
「きみは私と同じ使命のためにいる」
私はジョーさんからそう言われました
なんのことやら？？？でしたが…
エルダーたちと時間を共にして
おはなしを聞かせていただくことで
私が成長することを願ってくださったのです
今になってありがたく理解しています
社会貢献を考えるときに
どこで誰をどうサポートしたら良いのか
ジョーさんの背中を見ながら学んだことを
思い出しています
ネイティブ父・ジョーさんの
期待と希望に応えられるように生きて
私もエルダーになったとき
ネイティブコミュニティーの外でも
リスペクトされるような人でありたいです
こう考えてみると…
ネイティブのエルダーたちはみなさん
教え上手！！
そんなみなさんに育てていただけた時間は
私の宝です
そらとだいちさんのご質問で
ネイティブ父への感謝の機会をいただけました
ありがとうございました！
ネイティブアメリカンの
精神や生活やアート
知りたいことがあれば聞いてくださいね
