今年も無事に田んぼの作業を終え
秋空の気持ち良い今日は収穫祭でした
実りを感謝し
一緒に作業をした仲間たちと労い合い
田植えから稲刈りまで関わってできあがったお米を
みんなで羽釜で炊いていただきます
3チームに分かれて作業をしました
【お漬物チーム】
間引き菜を刻んで洗って
しお昆布と一緒にビニールに入れて浅漬けにしました
簡単そうな作業ですが結構時間もかかりました
【味噌汁チーム】
ジャガイモの皮をむいて
カボチャやネギもサイズを揃えて切ります
最初にジャガイモとカボチャを煮て
お味噌とネギを加えて味を整えました
【飯炊きチーム】
お米をとぐあいだ
火を付ける薪の準備をします
火が入りました
いつもよりだいぶ火力が強そうです
煙がモっクモクあがってるし
そのうち焦げた香りがただよってきたけど大丈夫???
結果は…
ごはんが色付きになり…
オコゲの層ができちゃった~
ご家庭では絶対に出来得ないレアな炊きあがり(笑)
自分でにぎったおむすびさんを持って
みんな揃って
「いただきま~~~す!」
スピリットプレート(並んだ食事を一口ずつ皿に盛る)を
グレートスピリットにもお供えしました
今年も
たくさんの仲間たちとの時間と
たくさんの恵みをいただけたことに
心から感謝します!!
収穫祭のあとに
煙を浴びた燻製臭をただよわせながら(笑)
絵本作家・きむらゆういちさんの講演を聴きに行きました
きむらさんの代表作は
『あらしのよるに』 ですが
私は歌舞伎化されたものを拝見して感動したので
お話を聴きたいなと思って今回参加しました
作品が生まれるまでの経過や
作品に込められたメッセージ
読者の反応に刺激されたお話など大変興味深かったです
本を読むということに関しても
作家さんは脚本家の役割で
読者は登場人物を自分なりにキャスティングをする
映画製作者=映画監督だとおっしゃいます
主人公の気持ちになって読むことで感情が豊かになる
10冊読めば10人になれる
だから
お子さんに読み聞かせても感想を聞かずに
純粋に楽しんでもらって欲しいとのことでした
きむらさんの作品の多くにはオオカミが登場します
動物を登場させるのは
〇〇さん・性別・〇才・性格は…
という説明をするよりも
そういうイメージの動物を使ったほうがわかりやすいからだそうです
なるほど~~~
ネイティブアメリカンの神話にも動物が登場します
コヨーテはズル賢いとか
カラスは頭がいいとか
そういうイメージはだいたい決まっています
そしてネイティブにとって
動物たちは
生きるための知恵を教えてくれる先生です
この時代だからこそ
神話や昔話や子どもの絵本に
私たちおとなももっと触れていきたいですね
きむらさんは
子どもの頃はおとなしく自分の気配を隠すような子だったので
いま人前でしゃべっているのが信じられないとか
私も一緒~ (私もきむらさんだし…笑)
彼は描いた絵を褒められたときに
「自分にできるものがあったんだ!」
と感じて自信をつけたのだそうです
”お役目” という意味合いでそうおっしゃっていました
作品でご自分の想いを表現できて
人々を感動させられて
それを後世に遺すことができるなんて
素晴らしいし羨ましいです!
憧れて刺激されちゃうなぁ~~~