NEXT ネクスト
コロンボファンには嬉しい、ピーター・フォークがちょい役ででてます。
「ブレード・ランナー」の原作「電気羊はアンドロイドの夢を見るか」で有名なP.K.ディックの「ゴールデン・マン」を下敷きにしたSFアクション。
ディックの作品は結構いろいろ読んだのだが、「ゴールデン・マン」は全然覚えていない。多分2分先が読めるという設定のみ生かしてるんでしょうな。
ニコラス・ケイジ演じるクリスは自分に関することだけ2分先までの未来が透視できる。その能力を、アメリカに持ち込まれた可能性がある核兵器の捜索に利用しようとするFBIエージェントをジュリアン・ムーアがタフに演じている。
でもなぜかクリスはある女性に関してはずっと先が見えてしまうようだ。実際にその女性と出会うところから話が展開し始める。
未来が見えてしまう様子の描写とかはリアルで面白い。カジノでのドタバタあたりはなかなか面白いのだが。ヒロインが絡んでくるとクリスの予知能力は拡大していくのか?後半ではすごい分身術とか使っちゃってるし。その辺りの説明がほとんどないのがよくわからないところ。
敵もクリスの特殊能力を知っているらしいのだが、その辺りも細かな説明はなし。やはりアイデア勝負の映画ってことだろうか。
予知が使えるアクションシーンというのはなかなか面白いと思うのだが・・・
最後、正直「え~!」と言ってしまいました。あのあとどうなったのでしょう。そっちの方が気になってしょうがないんですけど。
真実だと思っていたことが実は全くのでたらめだった、自分のよって立つここは一体?みたいな展開はディックの小説にはよくあるパターンだが、この展開はちょっと違う気もする。
それってあり?かどうかは皆さんの意見をお聞きしたいところです。
NEXT [DVD]
「ブレード・ランナー」の原作「電気羊はアンドロイドの夢を見るか」で有名なP.K.ディックの「ゴールデン・マン」を下敷きにしたSFアクション。
ディックの作品は結構いろいろ読んだのだが、「ゴールデン・マン」は全然覚えていない。多分2分先が読めるという設定のみ生かしてるんでしょうな。
ニコラス・ケイジ演じるクリスは自分に関することだけ2分先までの未来が透視できる。その能力を、アメリカに持ち込まれた可能性がある核兵器の捜索に利用しようとするFBIエージェントをジュリアン・ムーアがタフに演じている。
でもなぜかクリスはある女性に関してはずっと先が見えてしまうようだ。実際にその女性と出会うところから話が展開し始める。
未来が見えてしまう様子の描写とかはリアルで面白い。カジノでのドタバタあたりはなかなか面白いのだが。ヒロインが絡んでくるとクリスの予知能力は拡大していくのか?後半ではすごい分身術とか使っちゃってるし。その辺りの説明がほとんどないのがよくわからないところ。
敵もクリスの特殊能力を知っているらしいのだが、その辺りも細かな説明はなし。やはりアイデア勝負の映画ってことだろうか。
予知が使えるアクションシーンというのはなかなか面白いと思うのだが・・・
最後、正直「え~!」と言ってしまいました。あのあとどうなったのでしょう。そっちの方が気になってしょうがないんですけど。
真実だと思っていたことが実は全くのでたらめだった、自分のよって立つここは一体?みたいな展開はディックの小説にはよくあるパターンだが、この展開はちょっと違う気もする。
それってあり?かどうかは皆さんの意見をお聞きしたいところです。
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転々
「時効警察」の三木聡監督、オダギリジョー主演による東京散歩ムービー。
先日まで、再放送で「帰ってきた時効警察」をやっていた。終わってしまったのが残念なのだが、この最終回が結構お気に入り。
事件とは無関係に、間加出くんのおじさんの家へ時効管理課およびいつもの面々が出かける。物語の終盤、霧山がふと三日月に「結婚して家族ができるってこんな感じかな」みたいな話をする。
いつもの面々がいつものようにバカやってるだけといえばそれまでなのだが、一つ屋根の下にいれば家族みたいなもの。このあたりが、三木監督の持ち味のひとつなのだろうか。
脇道が長くなってしまったが、「転々」もそういう面が何とも言えない味わいを残す映画だ。
大学8年生のフミヤ(オダギリジョー)は80万の借金を抱えているが返す当ては無い。借金取りである福原(三浦友和)から、いつ終わるとも知れない散歩につきあったら100万をやるといわれ、いっしょに東京を歩くことになる。
何のために、どこへ行くのかはほどなく明かされる。そこにちょっとしたサスペンスが生まれるのだが、そのサスペンスを盛り上げるのが三木監督で常連の岩松了やふせえりなのだから、おのずと雰囲気はゆるゆる。
後半の、疑似家族がやはりテーマになっていると思うのだが、カレーに入れるために買いにいったチャツネを握りしめたフミヤの独白が印象的だ。
単身赴任などしているからそういうところに反応してしまうのかもしれないけど。
さて、この話、一つの疑問が浮いたままで終わってると思うのだが、結局それはどうでもいいということなのだろうか。
ネタバレなので白文字いきます。
福原は、フミヤを捨てた父親なのか?そんな都合のいい偶然はないでしょ、みたいな挿話が前半にあるので、そういうことなのかもしれないけど。
これは原作があるのですね。今度読んでみようかな。
転々 プレミアム・エディション [DVD] 新品¥4,242.-
先日まで、再放送で「帰ってきた時効警察」をやっていた。終わってしまったのが残念なのだが、この最終回が結構お気に入り。
事件とは無関係に、間加出くんのおじさんの家へ時効管理課およびいつもの面々が出かける。物語の終盤、霧山がふと三日月に「結婚して家族ができるってこんな感じかな」みたいな話をする。
いつもの面々がいつものようにバカやってるだけといえばそれまでなのだが、一つ屋根の下にいれば家族みたいなもの。このあたりが、三木監督の持ち味のひとつなのだろうか。
脇道が長くなってしまったが、「転々」もそういう面が何とも言えない味わいを残す映画だ。
大学8年生のフミヤ(オダギリジョー)は80万の借金を抱えているが返す当ては無い。借金取りである福原(三浦友和)から、いつ終わるとも知れない散歩につきあったら100万をやるといわれ、いっしょに東京を歩くことになる。
何のために、どこへ行くのかはほどなく明かされる。そこにちょっとしたサスペンスが生まれるのだが、そのサスペンスを盛り上げるのが三木監督で常連の岩松了やふせえりなのだから、おのずと雰囲気はゆるゆる。
後半の、疑似家族がやはりテーマになっていると思うのだが、カレーに入れるために買いにいったチャツネを握りしめたフミヤの独白が印象的だ。
単身赴任などしているからそういうところに反応してしまうのかもしれないけど。
さて、この話、一つの疑問が浮いたままで終わってると思うのだが、結局それはどうでもいいということなのだろうか。
ネタバレなので白文字いきます。
福原は、フミヤを捨てた父親なのか?そんな都合のいい偶然はないでしょ、みたいな挿話が前半にあるので、そういうことなのかもしれないけど。
これは原作があるのですね。今度読んでみようかな。
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