マイコンとの出会いー侵入してきたものは
テーマを一つ増やしました。マイコン関係というか早い話が昔の思い出話。どれくらい続くかもわかりませんけど。
中学のころから電子工作が好きでしたが、コンピュータにハマるきっかけになった出来事です。
それは高校2年生のとある放課後でした。もしかすると土曜日の午後とかだったかも(半ドンがわかる人も減りましたかね?)
たまたま一緒にいた友達と二人、物理の先生の部屋をのぞいたことがきっかけでした。なんでのぞきに行ったのかはもう覚えてません。
そこに見慣れないものを見つけます。
そう、あのNECのTK-80です!っていってもほとんど知らないですよねー
当時使われ始めていた8ビットマイコンというものを知ってもらうためのトレーニングキットというやつですね。
これなに?という問いに先生が何か答えたかも憶えてませんが、先生は何やら雑誌を持ってきて、「これを打ち込むとな、インベーダーゲームができるんやぞ」という悪魔のささやき。
「え!?」
先生としては、男の子はゲームに反応するに違いないと言う目論見だったんでしょうが、自分はあまりゲームにはまるたちではありませんでした。それでも、先生の言う「これ」は、単なる数字とアルファベットの羅列にしか見えず、これがなんでゲームになるのか、というのが素朴なギモンでした。こんなわけわからんやつです。
とにかく、先生に「打ち込み」のやり方を教わり、友達が読み上げ、自分が打ち込んで行きました。
そしたら、なんと本当にディスプレイにインベーダーゲームが動き始めたのです!
なかなかのカルチャーショックでしたねこれは。ディスプレイといっても小さいし今のようにカラーでもなく白黒、と言うより緑黒。いわゆるグリーンディスプレイというやつでした。その時は知るよしもありませんが。
そのあと教室に戻ったら、黒板の白いはずのチョークの文字がピンク色に見えていました。ずっとグリーンのディスプレイを見ていたので、補色が見えてたんですね。それも当時は知るよしもなし。
そして、何かが確実に私の心にインベージョンしてきた、そんな体験だったのは間違いない。
お後がよろしいようで・・・すかね?