スピーカー製作 | MurphyのMy Favorite Movies

スピーカー製作

まずはスピーカーから。
ユニットはStereo '13年8月号付属のScanSpeak製5cmフルレンジ。
こんなの。
正直、5cmでどんな音が出るのか?という感じではあるが、ネオジウム磁石を使うなど結構凝った作りらしい。

小寺信良氏の記事を参考にタイムドメイン風にすることに。

材料はできるだけホームセンターで調達することにする。

MurphyのMy Favorite Movies-塩ビパイプ
9cm径の塩ビパイプを25cmにカット。これで容量およそ1.2lのはず。
左下の穴が足用、右下の大きい穴はスピーカー配線用、小さい2つの穴がスピーカーターミナル取り付け用。

パイプには3本のボルトを取り付け、これでスピーカーの支えとなるアンカーを保持する。
$MurphyのMy Favorite Movies-パイプ2
ナットをパイプの内側に接着剤で留めてボルトを通している。この中心でアンカーを留めるようにボルトを締めるとナットはパイプの内側に押し付けられる形になるので安定するだろうという目論見である。

でアンカーがこれ。
$MurphyのMy Favorite Movies-アンカー
実際の取り付け状態は上下が逆である。長いボルトにつけられるだけのナットを装着して重量を増やした。下のお皿の部分でスピーカーを受ける形である。これを先ほどの3本のボルトで保持する。ちょっと位置合わせが面倒だったがなんとか取り付けできた。

$MurphyのMy Favorite Movies-バスレフポート
こちらはパイプの底面のフタ兼バスレフポート。緑色は紙筒である。上のアンカー用の長いボルトにカバーとして付いていものを再利用した。仮の音出しでは、これがないといかにも管がなっているという音だった。
この白い部材はエアコンのダクトを壁に通すためのもののようだが、紙筒が付いている部分がねじ込み式で外れるようになっており、はずすとちょうどスピーカの大きさに会っていたので、パイプ上部のバッフルとしても使用した。

細かいところははしょるが(というか細かく写真を撮るのを忘れただけだが)組み上がりがこちら。
$MurphyのMy Favorite Movies-組み上がり1
塗装後なので分かりにくいが、スピーカーとパイプ上部のふたはゴム状に固まる接着剤で隙間を埋めており、直接接触はしていない。
3本の足も、このままで売っていたアングルをボルトで止めてある。

ターミナル部はこのように取り付けた。
$MurphyのMy Favorite Movies-組み上がり2
見にくいですね。ようは縦向き。あ、このターミナルは別途Amazonで購入。
そして内部には水槽用フィルタを吸音材として入れている。

PCと並べてみたのがこんな感じ。
$MurphyのMy Favorite Movies-システム全景

とりあえずホームセンターの売り場を眺めつつ考えながらで作ってみたが、アンカーに直接足を取り付けたほうが、メカニカルグランドという意味では良かったかもしれない。とはいえ、いろんなところで接着剤を多用してしまったので、作り直しは結構面倒なのだ(笑

Stereo誌の自作スピーカーコンテストに応募してみたものの、音沙汰なしなので1次審査でボツだろう(笑

とりあえずの音出しでは予想以上にまともな音が出て、結構いい感じだ。それなりに低音感も感じられる。音によっては机に置いた手に振動が伝わる。ベースもちゃんと聞こえる。
Yo-Yo-Maの無伴奏チェロ組曲がそれなりに聴けるじゃないか。
これならもっと手をかけたくなる。PCオーディオ、ニアフィールド開眼といったところ(笑

DACとアンプは次稿以降で。