アマデウス お前たちを許そう | Murphy's Blog

アマデウス お前たちを許そう

私の持っているDVDはかなり初期のころのものなので、今では珍しい両面ディスク。

そう、観ている途中でひっくり返さないといけない。

ま、いいんですが^^;


公開当時は、モーツァルトは毒殺されたのか?とか話題になりましたけど、結局自分が

観たのはしばらくたってからのテレビ放送でした。


深夜でしたが、思わず引き込まれて観てしまいました。


宮廷音楽家として成功していたサリエリ。敬虔なクリスチャンで、努力家でもあった。

その前に彗星のごとく現れる天才モーツァルト。


自分が音楽家であるがゆえに、彼の天才性が痛いほど分かってしまういらだち。

そう、自分は秀才ではあっても決してモーツアルトという天才を超えることはできない

のだという事実を、受け入れられず、神にもなぜと問うてしまう。


このあたりの葛藤が観ていてとても響いてきたのでした。


子供のころよく思ったことのひとつに、がんばってみても、常に上には上がいる、

というなんともいえない気分があります。


まさにそこをついた映画というか、私がそこをこの映画につかれたといいましょうか^^;


サリエリのいう、「お前たちを許そう」ということば、結局それは世のすべての凡人に

向けられたメッセージなのかもしれない。

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アマデウス ― ディレクターズカット スペシャル・エディション