エド・ウッド 紙一重? | Murphy's Blog

エド・ウッド 紙一重?

ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演の一作。


子供のころ、テレビでドラキュラ映画を観た後は、

トイレにいくのも怖かったという強烈な印象があります。



自分が面白いと思うものを信じて映画作りに情熱を傾けるエド。


ふとしたきっかけでかつてのドラキュラ俳優ベラ・ルゴシと知り合いになります。

自分が演じたドラキュラに誇りを持ち、フランケンシュタイン役はけったという

彼に、エドは共感をおぼえ、尊敬し、そして再び自分の映画でカムバックさせたいと

思ったのでしょうね。


残念ながら、彼の映画は万人受けするものではなかったのが唯一の不運というところでしょうか。


映画史上最低の監督と言われたエド・ウッド。

天才の名をほしいままにしたオーソン・ウェルズ。


二人を分けたものはなんだったのでしょう。

実はほんの些細なことだったのかも知れません。


二人の邂逅は映画的脚色かもしれませんが、

「夢のためには戦え!」という言葉に自分を取り戻す

エドの姿に、そんな製作者の思いが

込められているように感じられました。


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エド・ウッド