そごう横浜店で開催された
「チャン・グンソク展~もうひとつのJ Plus~」が
4日に終了した。
過去記事にもその感想を書いたけど、
その時書きそびれたことを少し付け足します。
===============
会場を出ようとすると、
係員の人に「お1人様、1枚でーす」と言われながら
白い封筒を手渡された。
何だろう、と思いながらそれを受け取り、
帰宅してから封を開けると、
中には1枚のカードがあった。
コード部分は塗潰処理しています。
ボーディングパスを模したそのカードには
QRコードが刷り込んであったので
携帯電話で読み取ってみると、
それは韓国語で4秒ほどの
グンソク君の声のメッセージだった。
日本語を含めて何種類かある
ボイスレターだそうだが、
カードにはその翻訳文もなく
音声の意味が分からない。
チャン・グンソク日本公式FCに
翻訳文が記載されているのではと
探してみたが、見つからなかった。
グンちゃん…。
アナタいろいろアイデアを考えつくのは良いけど、
いささか詰めが甘すぎますぜ。
とちょっと呆れながら、
何度も音声メッセージを再生してみた。
タンクトップの柄だろうが何だろうが、どう見たって腹巻ざます。
同一人物なのに不思議だが、
その声はムギョルの口調でもなく、
テギョンやゴヌやチャンフィの口調でもない。
また会場内で見たメッセージビデオの中の
グンちゃんの少し気が高ぶった声でもなく、
耳に聴こえてくるその声は、
去年の東京ファンミのDVDに収録されていた
インタビュー映像のグンちゃんの
温かみのある落ち着いた声に1番近いように感じた。
つい先日、ドイツにお嫁にいった友人が
日本に里帰りしていたので、
久しぶりにお茶をした。
友人は東日本大震災のニュースを知った直後から
すぐにでも帰国したかったが、
ドイツの家族から「危険だから帰っちゃダメ!」
と必死に止められてどうしても帰れず、
毎日泣き暮らしていたそうだ。
私 「えーっ、メールには泣いてたなんて書いてなかったじゃんよ」
友人「心配かけちゃいけないと思って書かなかったんだよ!
あんたったら水がない、卵がない、電池がないって
いつもメールにブーブー書いてくるから、
外国にいる私にどうしろと?って
よっぽど返事してやろうかと思ったわよ」
私 「…すみましぇーん、あまり考えないで
日々の不満を書いただけっすよ」
友人「私、日本は水さえもダメなのかと
オイオイ泣いちゃったんだからね!」
そう友人がブーブー怒りまくるのをなだめながら
話題をグンちゃんの来日の話に振ると、
幸い友人はテレビのワイドショーでたくさん見た!と
話に乗ってきた。
友人「グンちゃんて凄い人気者なんだねー!
テレビで『やっと会えた』って
泣いてるファンの人見たよー」
私 「いやー、その人が泣く気持ちよく分かるわよ。
単に私がミーハーだからじゃないよ。
だって大震災でCDデビューも来日も延期になっちゃってさ。
なーんか見捨てられちゃったような気分になっちゃったもん」
すると友人は手を伸ばし、
私の手を強く握ってこう言った。
友人「見捨ててなんかないよ。
私みたいに泣いてたかもしれないよ」
私 「グンちゃんが?」
友人「うん。そう思わない?」
私 「さあ、どうかな…。でも、ありがと」
さて本当にどうなのかしら、
童話の星の王子様が
自分の星のバラの花を想って泣いたように、
あの王子様も他の星に咲くナデシコの花のために
泣いてくれただろうか?
それは私には分からない。
あの意味が分からない韓国語のメッセージと同じように、
私にはグンちゃんの気持ちまでは分からない。
でも6月末にグンちゃんは日本に来てくれた。
それだけで自分はとても満足している。
今はまだ、
言葉の意味に縛られずに
ボイスレターのメッセージの
温かい声に耳を傾けていたい。
その心の声まで聴きとれればいいのに、と思いながら
私は今もいろいろと想いをめぐらしている。
画像は写真内に記載された出処元からお借りしています。
コメントのお返事遅れて申し訳ありません。
今夜お返事書きますね~。






