迷蝶(パンタレイ) -夢見る蝶の覚醒めの月歌-(CV:深川緑)

 

コレを単品で聞く人はいないでしょうけども、一応言っときますと、「迷蝶 パンタレイ」シリーズの続編ということになります。

迷蝶シリーズは、3枚聞くと壮大な叙事詩になっている、というシチュCDの枠を(いい意味で)大きくはみ出した名盤だと思います。さすがはダブリルパイセン。

河村さんCVの第一弾は、彼が吸血鬼(?)。茶介さんCVの第二弾は、彼が人狼。そして深川さんCVの第三弾が、彼は宇宙人(月の民)という、人外の彼とのアレというか、愛をテーマにした、せつなさ全開のシリーズでした。(個々の感想アリ)

・・・とここまでは、迷蝶シリーズを聞いてない方への説明ということで。

 

その第三弾の宇宙人=ソーヴさんとの後日談的な作品が、コレです。

ざっくりいっちゃうと、迷蝶シリーズは輪廻転生モノなので、悲恋で終った蜘蛛と蝶がイロイロな時代で転生して愛し合うハナシなんですけども、その一番最後がソーヴさんということで、ソーヴさんはその転生を全て覚えている、という設定です。

でもヒロインのほうは前世の記憶がありません。ほら~~~、もうここだけでせつなさMAXぅ~~~。というね。

 

第三弾はハッピーエンドだったんです。

全てを覚えているソーヴさんと、異種族ではあるけれど、愛し合って結婚までできたんですから。

そりゃもうたっぷりと愛されます。そう、触手でな!というね。。。

ソーヴさんは月で生まれ育ち、柔軟にその姿を変えることができる高エネルギー生命体、とかなんとかいう、わかったようなわからんようなイキモノなので、見た目は20代後半の人間のようになってますが、実は触手があって、それがシュルシュル~~~という軽快な音ともに伸びてきて、ヒロインのソコやココやアソコを攻めまくる、というね・・・(遠い目)・・・いや~~~、聞いた当初はびっくりこきましたけど、シチュCD界の特殊設定に慣れた今では、もう驚かなくなっている、というね。。。

 

今回もその触手のシュルシュル音は健在です。というかパワーアップなさってます。

アレシーンでも盛大にシュルシュル言わせてるんですが、なんかもうワタクシの貧困な想像力がおっつかなくて、どこがどうなってどこを触ってどんな大きさになってどこに入ってるのか入ってないのか、わけがわかりませんでしたよ。。。すまそん。

でもエロいことだけはわかりましたとも。

そしてソーヴさんのヒロインに対する深い深い愛もわかりました。

蜘蛛と蝶という異種族で出会い、別れ、転生してまた出会えても異種族としてしか愛し合えない。

ほらほら~~~、やっぱりせつなさMAXぅ~~~。というね。

 

かんじんのアレシーンですが、2回あります。そのどっちも触手が大活躍です。

いったい触手って、どこから出てるんでしょうか・・・知りたい!詳しく知りたい!!激しく知りたい!!!おせーて、ダブリルパイセン!!!

 

そして今作の後半には、迷蝶シリーズのブックレットにあった、蜘蛛と蝶の古の話の朗読トラックとなってます。そう、二人の最初の出会い、全ての転生の始まり。

童話調ではあるのですが、ものすごくせつない愛のお話です。

そのせつない感じに、深川さんのソフトボイスがこれ以上ないくらいにハマっていてですね・・・不覚にもワタクシ、泣いてしまいましたよ。

 

そしてそして、最後のトラックですが、これまたクリビツ。ワタクシ、再生を間違えたのかと思いました。

まさかの、やさしい楽園キャラ総出演!(名前だけですが)

ワタクシ、やさしい楽園はその不思議設定に深くハマることができずに、なんとなくふわ~~~っとしたエロ特化のファンタジー、くらいの印象だったんですが、ここにきてそうきたか、そうつながるんか、というね。。。それでも想像力が貧困なワタクシですので、あんまりよくわからんかった・・・というのが正直なトコロなんですが。

まぁやさしい楽園シリーズを聞いていなくても、この最後のトラックだけが意味不明になるだけで、迷蝶シリーズ自体は楽しめますので、ご安心を。

 

ワタクシ個人的には、ダブリルパ作品の中でこの迷蝶シリーズが一番好きです。

エロファンタジーという絶対的なカテゴリーを確立なさったダブリルパイセンには、これからも路線変更などせずにつっぱしっていただきたいと思います。まぁワタクシがついていけるかどうかはわからないんですけども。

 

 

エロ度  :★★★☆☆

糖度   :★★★★☆

ストーリー:★★★★☆

 

このブログはあくまで個人的な感想です。

感じ方は人それぞれ趣味嗜好性癖等で異なると思いますので、あしからず。

またコメント欄はフリーにしておりますが、顔が見えないシチュCDファン同士、マナーを守って楽しく井戸端会議しましょう♪