【知ってる?】「生乳100%」の表示は4種類
牛から搾ったままの乳を生乳(せいにゅう)といいます。この生乳だけを原料にして、容器に「生乳100%」と表示されているものには4種類あります。牛乳パックの側面にある「一括表示欄」の一番上、種類別名称という項目のところに「牛乳」「成分調整牛乳」「低脂肪牛乳」「無脂肪牛乳」と表示されている製品たちです。
このうち「牛乳」は、生乳を加熱殺菌しただけのもの。水などを加えたり、成分を除去することは省令によって禁止されています。一方、「成分調整牛乳」は水分やミネラル等の成分を除去したもので、「低脂肪牛乳」「無脂肪牛乳」は生乳から乳脂肪分の一部又はほとんどを除去したものです。これら3つは、他の成分は足されておらず「生乳100%」です。一方、生乳に脱脂乳や濃縮乳などの乳製品を加えると「加工乳」、さらにコーヒーや果汁など乳製品以外の原料を加えると「乳飲料」となります。牛乳と思って飲んでも、表示をみると様々な種類があることがわかります。
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