とある日常 ウォンキュ 【短編】 | むらたま SUPER JUNIOR キュヒョンブログ

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久しぶりのウォンキュ小説的なものです。
先日、自分の過去記事で探し物があったので遡っていると、書きかけのウォンキュ小説が出てきたんですよ。
ワァ~オ!
こんなの書いたっけ?←
と、読み進めていくと、書いた!書いてたよ。
新西遊記見ながら書いてたわ←いつの話だよ
なので少し加筆してみました。

※私のどっぷり妄想のウォンキュ小説です。ここからは優しい目で見れる方のみお進みください。ウォンキュの意味が分からない方や苦手な方はUターンしてくださいね。尚、お話は全てフィクションです。登場人物の個人名、団体名は、実存する方々とは関係ございません。




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【シウォンの場合】

俺の恋人は可愛い。
どれだけ可愛いかって?
そりゃあ何をするのもどんな時も全てにおいて可愛いんだ。
例えば…そうだな。
ソファーでキュヒョンがゲームをしている時、名前を呼ぶと上目遣いで顔を上げるだろ?
その時、ちょっと口が開くんだ。
ほんのちょっとね。
『何?』って言いたそうな目と口で俺を見る。
彼は言葉に出さない。
ただチラッと俺の顔を見るだけ。
それにドキッとする。
食事してる時も可愛い。
口にいっぱい頬張るんだよ。
そんなに詰め込まなくて大丈夫なのに。
「ほら、ご飯付いてる」
指で取ってやると慌てて目を伏せる。
その時も彼は何も言わない。
少し恥ずかしそうにまた食べ始めるんだけど、エロいんだよ。
食べ方が。
ああ、バナナは人前で食べないほうがいい。
ほら、それ。
その舌遣い。
なぜ舌が出るんだ?
おかしいだろ?
チラっと見えるなんて、見せてんのか?誘ってんのか?
それはダメだ!
そこで上目遣いはヤバいって!
あ、いや、つい興奮して…
まいったな。
想像だけで眩暈がしそうだ。
こういうのを周りが見えないほど夢中になってるって言うのか。
いつも目で追うたび、行動一つとっても姿かたちはもちろん、頭のてっぺんから足のつま先まで何もかも愛しくてたまらない。
ぴょんと跳ねてる髪も、飲み過ぎでむくんでる顔も、眼鏡をかけてる姿も…
あ!椅子に座ってると内股になってることがあるんだけど、俺にどうさせたいんだよ。
どうしろって言うんだよってなるな。
それなのにツンデレってなんだ?
俺を試してるのか?
誘ってるのか、天然なのか、計算なのか。
そんなのどちらでも構わない。
俺の名前を甘い声で呼ぶその唇に引き寄せられ、キュヒョンという沼に堕ちていきそうになる。

いや、もう堕ちている。
そんなこと最初から分かってた。
それがたとえ男であっても。

image

【キュヒョンの場合】

俺の恋人は…よく分からない
なぜかいつも会う度に可愛いを連呼される。
おかしいだろ?男相手に可愛いって。俺ってどんな風に見えてるわけ?
例えば…
ソファーでゲームしてる時、名前を呼ばれたら顔を上げるだろ?
そんな時、どんな顔してると思う?
眉が八の字になって唇が、何か言いたそうなんだよ。
『何?』って聞きたいけど、めんどくさいからいつも聞かないけど。
長いんだよ。話すと。
なんでそうなったか延々と話すから、途中で聞いてるふりして頷きながら頭の中じゃ違う事考えてるけどね。
てか、俺が何かするたび眉下がるんだけど何で?
何考えてんの?
でもシウォナが嬉しそうに話す姿は可愛いと思うよ。
オーバーなリアクションに欧米かっ!ってツッコミ入れたくなるけど、そんなところも嫌いじゃない。
あ、そうそう、食べ方は綺麗だよね。
俺と食事する時はリラックスしてるように思うけど、招待された席のテーブルマナーは見ていて優雅だし、完璧だし。
そんな時さすがって思う。
紳士で優しくて男から見ても格好良いんじゃないかな。
あ、でもアレ。
アレは俺は苦手だな。
シウォンのヒゲ。
時々伸ばすだろ?
昔はハンサムだったのに、最近は運動もたくさんしてヒゲが生えておかしくなったような…
ヒゲを剃ってしまいたくなる。
だって当たると痒いじゃ…
って、あ、いや、別に変な意味じゃなくて。
え?
あれ?
何言ってんの俺?

ほら、だから嫌なんだよ。
シウォンのこと話すの。
なんだか自分がシウォンのことすごく好…なんでもない。
ああ、もう、男なのに…


「キュヒョナ」

「何?」

「お、珍しいな。お前が返事するなんて」

いつもと違うリアクションにシウォンは驚いたようだった。手にはワインとグラスと小さな紙袋。

「ちょうどゲームが終わったから」

「そっか」

そう言って隣に座り、すぐに肩を組んでくるのはシウォンの癖で、顔を覗き込まれるとつい目を逸らしてしまうのは俺の癖だ。

「俺、昨日までタイにいただろ?ジョギングしてたら露店でマグネット売ってて、キュヒョンの分も買って来たんだ」

「うん」

小さな紙袋には色違いのマグネットが2つ入っている。

「これさ~色遣いが綺麗だろ?キュヒョンが好きかなと思って。いろいろ考えながら手に取ると、露店の店主が俺に嬉しそうな顔して選んでるって言うんだよ。そりゃそうだよな。キュヒョンのこと考えながら選んでるんだから。それからさ…」

ほら、すごく嬉しそうに話し始めた。
眉、下がってるから。
しょうがない。
今日は久しぶりにワインでも飲みながら話に付き合うか。
ちょっと伸びてきて痒くなりそうなヒゲは後で剃ってしまおう。

メリークリスマス。


END

[画像はお借りしています。ありがとうございます。]