バスルーム | むらたま SUPER JUNIOR キュヒョンブログ

むらたま SUPER JUNIOR キュヒョンブログ

SUPER JUNIORのキュヒョンと、
ウォンキュが中心のブログです。
たまに東方神起も☆
むらたまとは(むらさきたまご)の略です^^

Twitter→@gyuyes

※ウォンキュ小説です。
苦手な方はUターンしてくださいね。
















まず初めに。

ここから先はシウォンさんが怪我をして
一カ月経ったところから始まります。

今日、シウォンさんの元気な姿を見れたので上げてみました。
大丈夫な方だけどうぞ。























バスルーム  ~前編~









「キュヒョン、髪洗ってくれないか?」


「ん?
・・・まだ痛いの?首・・・。」


「うん。
腕を上げるのが辛い。」



「分かった。」


シウォナが怪我をしてから一カ月経った。
久しぶりに僕たちはシウォナのマンションで会って、
ゆっくりとした時間を過ごしていた。




怪我をした翌日に、
顔を見るまで気が気じゃなくて
胃に穴が開くんじゃないかってぐらい心配した。

その日は見ているこっちも辛くて、
無理してステージに立ったシウォナを誇らしく思った。
格好良くて男らしくて
彼だから魅せることのできる凛とした佇まい。
抱きつきたい衝動を抑え
楽屋に戻った彼の背中を見つめた。




次の日からは別々の仕事の為、
ろくに話も出来ずホテルを後にした。

シウォナに元気になってもらいたくて、
喜ぶ顔が見たくて空港でプレゼントも買った。
なのに、会えない日が続いて
結局渡せないまま、まだ僕のカバンに入ったままだ。



















「バスタオル、これでいい?」



男二人入っても充分過ぎる程広い脱衣所。
バスタオルを用意しながら、ずっと立ったままのシウォナを見た。



「どうかした?」



「うん・・・。キュヒョナが脱がせて。」



「はあ?何言ってんだよ。」



「こんな時しかキュヒョンに甘えられないだろ?」



「な、何だよもう、一回だけだからね。
全く、しょうがないなあ。」




僕は少し照れながら
シウォナのシャツのボタンを外し、
服を脱がせた。



「いてっ。」



「あ、ごめん。大丈夫?」



「ああ。ちょっとした動作が痛いんだ。
でも、大丈夫だから。」



そうだ。
相手は怪我人だった。




だけど・・・。



この均等に整った躰を見て、欲情しない訳がない。
僕は目を逸らし、グッと堪えてシウォナのジーンズに手を伸ばした。
恥ずかしくて下着ごと一気に脱がし、バスルームへ促した。




温かいシャワーをシウォナの首筋から背中にかける。



「キュヒョンも脱げば?」



「やだよ。」



「濡れるだろ?」



「大丈夫だよ。これぐらい。
Tシャツとパンツだし。」



ボディソープを泡立て背中を洗った。




「三助。」



「え?何?」



「昔、日本の銭湯でさ、
お風呂のお湯を沸かしたり
客の背中を洗ったりする男の人を
三助って言ってたんだって。」



「へぇ。キュヒョンは物知りだな。」



「たまたまだよ。」



なんだか喋ってないと、妙に落ち着かない。
こんなに明るい所でマジマジとシウォナの躰を見て
触って洗うなんて今までなかった。

たくましい背中も
腕の血管も
男らしくて格好良くて僕をドキドキさせる。



「前は自分でやってよね。」



「キュヒョナが洗ってくれないの?」



「前は自分で出来るでしょ?」



「下を向くと痛いんだよ。」



そう言われて渋々首や胸、腹を洗った。
シウォナに鼓動が伝わらないように、無表情で洗った。



「キュヒョナ・・・。」



「え?」



ふと、上を向いた時にはもう遅かった。
シウォナの唇が僕の唇に重なる。



「首・・・。痛いんでしょ?」



「うん。でも、もういい。」



「もういいって・・・。」



「そのまま、俺自身も洗って?
ゆっくり・・・。丁寧に優しく。」



キスを交わしながら
僕は固くなったシウォナ自身を手に包んで優しく洗う。

僕はもう
のぼせてしまったのかもしれない。

会いたくても、仕事以外で会えなかった一カ月。
僕に触れてほしくて
抱きしめてキスしてほしくて。


躰が熱くなって、夢中で唇を重ねた。


自分の服はとっくに濡れていて、
いつの間にかシウォナの手が僕のTシャツの中に入ってきていた。




「あっ・・・。」




シウォナが僕の胸に手を這わす。



「泡姫。」



「え?」



「日本じゃ、
身体を洗ってくれる女の人を泡姫って言うんだろ?」



「パボ・・・。変な事ばかり覚えて。」



「この前、キュヒョンが教えてくれたんだろ?」




欲情したシウォナの顔が僕に近づく。
荒々しいキスの後、
シウォナの手が僕自身に伸びてきた。




「んんっ。あっ・・・。」




バスルームに自分の声が響いて
恥ずかしくてどうにかなりそうだ。




「キュヒョナの声、色っぽい。」



「やめっ・・・。
はっ。ああっ・・・。」



貼り付いた服がどんどん重くなる。
自分の意思とは裏腹に壁に手をつかされ
シウォナが僕の後ろに覆い被さる。




「ああっ・・・。」




こんなにもシウォナを求めていたなんて。
こんなにも欲していたなんて。


ずっとこのままひとつになっていたくて、
僕は後ろから抱きしめられたシウォナの腰を掴んだまま
離したくなかった。
離れたくなかった。
自分の手に力が入るのが分かった。
もっと深く。
もっと奥まで。
もっと、もっと・・・。














後編につづく。














[画像はお借りしています。ありがとうございます。]