言葉にできない 4 | むらたま SUPER JUNIOR キュヒョンブログ

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※ウォンキュ小説です。
苦手な方はUターンしてくださいね。




















「は?」



シウォンは突然のキュヒョンの言葉に目を丸くした。












「お、お前何言ってんだ?
自分が何を言っているか分かってんのか?」



シウォンの困惑した表情と少し怒っている声。



それなのに、
僕はなぜやめなかったんだろう。
どうしてシウォンヒョンを怒らせてしまったのだろう。



「だ、だってシウォンヒョンは女性の扱いも慣れてるし、
すぐ噂にもなるじゃない。でも、メンバーとだって仲良くて
誰にでもキスするし、スキンシップは激しいし・・・。」



「・・・。」


シウォンヒョンが僕を見ている。
でも、僕はうつむいたまま顔を上げることが出来ないでいた。







「もしかしたら、どっちもイケるのかな~って。」

しまったと思った。
余計なことを口走ってしまった。








「・・・。お前、酔ってんのか?」








シウォンの声のトーンが低くなった。






僕は怖くて目を合わせられずにいた。
なのに口が勝手に動いてしまう。







「だいたい、今日の彼女だって、やたらシウォンヒョンにベタベタして
腕なんか組んじゃって、いかにも付き合ってますって感じで、
もうやっちゃったんじゃ・・・。」

「キュヒョナ!!」


それは今まで見たことの無いシウォンの怒った表情だった。



「いい加減にしろ。お前、変だぞ。
今日だって彼女が自己紹介する前に言葉を遮って
トイレに行っただろ?一体どうしたんだよ。
何に怒ってるんだ。」


「ど、どうもしないし、何も怒ってないよ。
ただ、僕はいちゃつくなら他でやってって
言いたいだけで・・・。」


今度はシウォンと目を合わせたまま
逸らすことが出来なかった。









「はっ。ヤキモチか?」






「え?」





「お前、俺のことが好きなのか?」


「は?何言ってんの?」




僕は訳が分からなかった。




「だから、俺がどっちもイケるか聞いたんだろ?」



「・・・。」













少しの沈黙の後、シウォンが口を開いた。















「分かった。」






そう言ってシウォンはキュヒョンを鋭い目で睨みつけた。






「・・・フッ。なんだキュヒョン。
抱いてほしいのか?」




「なっ。」




「じゃあ何だ。」








どうしてこんなことになってしまったんだろう。
こんな筈じゃなかったのに。








「脱げよ。」





「え?」




「自分で脱いでみろよ。」




苛立ちを隠せない、不機嫌そうな声でシウォンが言った。




こんな言葉を聞きたかったんじゃない。

僕はただ、シウォンヒョンに・・・。




シウォンヒョンに・・・。









つづく。













[画像はお借りしています。ありがとうございます。]