私が浮気をしていると騒ぎ立て

自分への追及の勢いを削ごうとして

さらに義母投入まで画策していた夫

 

でしたが

 

ねずみ花火のように

どんな行動に及ぶのか

未知数過ぎる義母の危険性に

 

本家でも警戒MAX

そりゃそーだあせる

 

 

本家が義母を拒否して

それでこの話はうやむやになる

 

そのように

見込んでいたはずの夫でしたが

 

 

なんと

 

それで話は終わらずに

 

”私を本家に預かる”と

旦那様と奥様が言い出して

 

全くの予想外のことに

夫は言葉もなく呆然としていました

 

格が違いすぎて太刀打ちできなかった夫です汗

 

 

子供の頃は

家がお向かいというのもあり

 

歳が近い本家の子供たちと

気軽に遊んでいたようでしたが

 

中学に上がった頃からは

 

分家の長男と言えども

本家へは気軽には訪問できず

 

然るべき理由があった時に

きちんとアポイントを取ってから

 

手土産を持って礼節を守った上で

訪問というのがルールと聞いています

 

 

夫や義父にとって

本家に訪問することは

神様に参拝するくらいの一大イベント

 

 

お祝い事や親族会議などで

本家にお呼ばれされた時には

 

一張羅を着こんで

誇らしげな様子でお出掛けした上

 

その後、数日間は

近所の人に「本家で食事をしてきて~」と

自慢げに言いふらしており

 

本家に行くこと

=地域で一番の旧家・名家である

本家の一員として認められている

 

という

 

 

地域限定すぎる

マウントを炸裂

 

 

本家を誇りに思うのと同時に

 

本家の偉光にあやかって

自分を大きく見せたいという

 

邪心もあるのだと思います

 

 

 

夫のプライドの源流とも言える

歴史ある立派な本家

 

義父を含めて自分すら

滅多にお呼ばれにあずかれないのに

 

 

嫁の私が寝泊まりすると聞いて

 

呆然としながらも

嫉妬と焦りの感情が噴出するのを

夫の表情から読み取れました

 

 

夫:

「まゆみが本家にお世話になるなんて

そんな必要はありませんよ

妻は本家の血筋の人間ではないし

そこまでしていただく必要はありません

本家に迷惑を掛けたら父に怒られます

浮気については夫婦の問題ですし

自分達でどうにかしますから大丈夫です」

 

自分達だってお泊りは叶わないのに

本家の血が入らない私が

本家に寝泊まりだなんてとんでもない

 

そう言わんばかりに

私の”よそ者”感を強調する夫

 

 

人として”小さっ~”と

心でツッコミを入れてしまいました汗

 

 

旦那様:

「でも、父が決定したことだし

うちは全然構わないから大丈夫だよ

それに、浮気を疑われたまま

夫君の家族に囲まれて暮らすのは

まゆみさんだって辛いだろう?

うちで公平に判断するから任せてほしい」

 

夫:

「いえ、浮気を疑われる方が悪いんです

情けをかけていただかなくて結構です

家に帰って妻がやるべき仕事もあるし

甘やかしていたら良くありません

他の奥さんが立派にやっていることを

うちの妻だけがやれないはずありません」

 

奥様:

「あら、あなたの家に女性は何人いるの?

まゆみさんは看護師さんなのだから

余計な負担をかけて事故が起こったら

どう責任をとるつもりなのかしら?

あなたのお母様は家事だけなのだから

もっとしてもらってもいいのよ?

それに、うちの息子には

家事もしっかり教えましたよ?

まさか妻におんぶにだっこの状態で

この本家を支えたいだなんて

寝言を言ってるのではありませんよね?

自分が誰かに寄っかかっているのに

目上の者を支えたいだなんて

借金して寄付しているようなものですよ!」

 

 

物凄い剣幕で一喝し

さらに言葉を続ける奥様

 

 

奥様:

「とにかくまゆみさんは家で預かります

あなた方はまゆみさんに頼りすぎですし

まゆみさんも世話を焼き過ぎです

お互いに自分のことをまずおやりなさい!

一旦離れるのが良いように思います

夫君が言う浮気は証拠が無いので

それは本家でしっかり見極めますから」

 

 

夫:

「いや!でも・・・それは大丈夫です

夫婦は一緒が一番ですし

こういうのを乗り越えてこそですから」

 

苦しい円満解決への道筋を

なんとか探そうとしていましたが

 

 

旦那様:

「うちの大旦那様が決めたことだから

夫君のお父さんにも説明しておくよ

とにかく、まゆみさんは預かるから

それでしばらく過ごすことにしよう

うん、これは決定、いいね?

これ以上この話には発展性がないしね」

 

 

と一蹴される夫

 

 

夫:

「え・・・いや・・・でも・・・」

 

 

奥様:

「くどいですよ!

決定と言ったら決定です

本家の決定に口出ししてよいと

あなたのお父様は教えたのですか?

とにかく、まゆみさんは

しばらく家で預かることにしますから」

 

 

夫:

「あの・・・奥様・・・

しばらくってどれくらいですか?」

 

 

がっくり肩を落とす夫が

ようやく声に出した質問に対して

 

 

奥様:

「さあ・・・?どれくらいって?

浮気の証拠が出てくるまでかしら?」

 

 

笑ってお答えになる奥様・・・

カッコ良すぎて痺れたのですが

 

 

一方で私の方でも

 

しばらく本家にお世話になる事が

畏れ多すぎて震えておりました滝汗

 

 

 

 

 

続きます

 

 

 

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