メッセージやコメントで
なぜそんなポンコツ旦那さんと
結婚したのですか？
との質問が多かったので
自分の気持ちの整理のためにも
夫との馴れ初め～結婚までを
ざっくり記しておきたいと思います
なお
男女交際のことや
婉曲的ですが
性的なことも少し書きますので
そのような内容がお苦手な方は
このお話のシリーズは
読まないようにお願いします
自己責任の上で
ご了承いただける方のみ
お読みくださいね
前回の話↓
粘着質の夫と別れ
告白してくれた医師と
付き合うことになり
ようやく私にも人生の春が
生まれて初めて
お姫様のように大事にされました
思えば
母にしても
夫や義家族にしても
私から時間やお金など
常に何かを奪っていく存在
でも
私の人生で唯一彼だけは
色々なものを
私に惜しみなく与えてくれました
例えば
彼はお父様から
「女性にはお金の心配させるな」
と言われて育ったようで
デート代を半分出すと言っても
女性に財布を出させるなんて
とんでもないという考えの持ち主
割り勘にしたことすらありませんでした
お部屋で過ごす時も
銀座レカンのパン
オギノのオードブル
千疋屋のフルーツサンドなど
いつも嬉しいお土産を持ってきてくれる
しかも、ついでじゃなくて
私のために遠回りして
寄ってくれたお店
会話にしても
夫のように一方的に語るんじゃなくて
私が理解できるように知識を与えてくれ
より深く理解できるように
一緒に体験もしてくれました
彼は日本酒とワインが好きだったのですが
一緒にワインスクールに通ったり
酒蔵見学に行ったり
彼と一緒に利き酒師の資格も取りました
高級フレンチでの振る舞い
ワインのお作法
大人の社会勉強を
たくさん経験させてくれました
何にも知らないことに
自分を恥じてしまう私に対しても
「みんな誰でも最初は初心者だよ
知らないことが恥ずかしいことじゃなくて
知らないことをそのままにしておく
それが一番もったいないことだから
今、勉強しているんだから全然だよ！」
といつも肯定してくれました
俺の方が知ってるドヤ～な夫とは全然違う
海外旅行も彼とが初めて
彼が幼少期から何度も家族旅行していた
フランスやオランダ＆ベルギーへ
連れて行ってもらいました
フランスはパリではなく南仏でのんびり
煌く太陽が眩しい
マルセイユやニース
天空の要塞ゴルドなど
豊かな自然に抱かれながら
その土地で採れた食材やワインに舌鼓
毎日が夢のような時間でした
今の生活からは考えられない時間・・・
オランダとベルギーは
ゴッホとルーペンスを巡る絵の旅
ゴッホの渦巻くエネルギーに圧倒されたり
アントワープでは「フランダースの犬」で
ネロがいつも見ていた
ルーベンスの「聖母被昇天」を
生で見て大感動したり
学びが詰まった旅でした
こういう時でも
ドヤ顔で解説なんてせず
「僕も初めて知ったんだけれどね
～って言われているみたいだよ」と
控えめな表現で
しっかり解説してくれる
特等席での旅行でした
心配だったベッドインも
彼が根気強く待ってくれたのと
焦らずに痛い思いをしないように
気遣ってくれたおかげで無事に済み
幸せな思い出に・・・
彼との付き合いは
ドキドキする恋心
わくわくする好奇心
ほっとする安心感
人生の宝物が詰まったような時間でした
しかし
両親や親戚が医者か歯科医という彼
一方
超ド田舎の貧乏底辺育ち
しかも母親はスナック勤務という私
彼が結婚を意識せざるをえない歳になった
交際三年目
これ以上
彼とは一緒にいることが出来ない
そんな事態になります
私、幸せになれない女だな～
続きます
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