バッグに付けたい、ということで

オーダーいただいたゲブルノリゲ

付けるバッグが黒の革のバッグとのことで
バランスが取れるように厚絹をチョイス。
さらにサトゥギで飾り縫いすることに
しました。

引きすぎても引かなすぎても美しくないサトゥギ。
繊細な絹は加減が難しいです^^;



このままでもミニピンクッション になりそう^_^



紐は下部だけ2枚に。
タンはツルツル滑るので慎重に〜。




付け替えたりできるように、
バッグチャームを利用しました。
バッグの金具が金色とのことで、
こちらもゴールドに。

そして、ちょっと寂しいので
昔々のヨルセッペ(キーホルダー)を参考にして、
おまけに唐辛子を付けちゃいました。


ケブルノリゲは、本来は主に子供たちが、
また婦女子が装飾品として身に付けた物と
言われています。
ノリゲには、身分や階層によって
素材や大きさなど差がありましたが、
このケブルノリゲは庶民が愛用したようです。
三角形の3つの尖った角は、三災(火、水、風)を
抑える魔除の意味があります。
基本的には奇数個らしいので、
今回はバッグということで1つに。


今回は特にお色のオーダーなどはなかったので
お相手の方の好みを想像しながら
布選び、糸選びをするのは楽しい作業ですね。

このノリゲがたくさんの災いから
守ってくれますように。