これで良いのかな。
きっとこれで良かったんだ、
いつか思う日が来るのでしょう。
決める時は、本当に本当に悩みました。
どちらに進むのが良いのか。
看護学生になる時も
総合病院の院長秘書の内定を蹴って、看護師になる道を選んだり、
自衛隊オタクになった時も
大手ゲームメーカーの契約社員の内定を蹴って、
陸上自衛隊の駐屯地のコンビニ店員になったり、
あの時も他人から見れば
もう一方を選ぶだろうという真逆を選択してきた私。
おかげで苦労もしましたが、どこへ行っても苦労はするし
自分で決めた道に悔いは無かったんです。
ただ今回だけは大きな決断。
あのままであれば、すんなりできた
「海上自衛隊との結婚」
を自ら捨ててしまったんです。
それに給料も申し分ないくらい良かったんです。
品の良いと言われる方々がお住まいの場所で勤務でき、
綺麗な制服に身を包み、
ラグジュアリーという環境には似ても似つかない地味な私が
時に有名人にお会いでき、
毎日福利厚生のありがたみを感じ、
笑ってばかりの職場で、
先輩たちから学べることが多く独立意識も高くなり、
何も申し分なかったんです。
とにかく外資系ほどではないですが、給料が良かったんです。
そのご褒美を捨ててまでも、
苦渋の決断でしたが、
違う道に進むことに決めた34歳の冬。
タイミングよくせっかく選んでいただいた
陸上自衛隊桂駐屯地や
海上自衛隊舞鶴基地の
モニターイベントにもほとんど参加できないくらい。
運なのか人望なのか、
大学1回生だった18歳の頃、あの時見上げた景色の夢が叶いました。
全てが中途半端で終わってる私。
大丈夫かな?って思うけど、
とりあえず半年間は行かないといけないから
頑張ります。
と小声で宣言する35歳。