人はそれぞれ小さな小さな光だと思う。
それらが集まって、たどたどしくも景色を作って、人の記憶に映り込む。
そんなお店で働けた。
あいつが、あの子が、彼が、彼女が、放つ光は何色かな。
そんな光を見届けるお客さんは、どんな光を宿してカウンターで飲んでいるんだろう。
そしてその光が耳で、目で、心で出会った瞬間、涙になったり笑ったり。
時には怒ったり悲しみの涙だったり。
世界から見れば、小さな小さな灯りのお店だけれど、人生、みたいなものが、ぎゅうぅっと詰まってるお店。
幡ヶ谷の一端にある、LiveBAR幡ヶ谷36°5。
今年で9周年。
10年目に向かって、また新しい景色を作り出そうとしている。
私は少しばかり歌とお店から離れて、懐かしい場所で、新しい光を産むよ。
ありがとうと元気をたくさんたくさんもらったから。
またいつかお店に戻ったら、この景色を見せてあげたいな。
これがこの町の夜景を作る、光の一つだよって。
愛して止まない幡ヶ谷36°5。
関わるみんなが幸せでありますように。
そしてたくさん、ありがとう。