『真夜中の口笛』
思ったよりも声が遠くに響いてるって知ったのは
君が吹いた真夜中の口笛のせいだよ
さざ波と口笛と君がかすかに歌う音を
この海にあの月が沈むまで聞きたいな
贅沢に時を使って
ゆっくりと夜に溶けよう
君が吹いた口笛が風にさらわれ溶けてった
少し寂しそうに笑う君を月明かりが照らす
あぁこんな時間が長く長く続くように
祈る僕の声を波音がごまかしてくれた
あぁこんな時間が長く長く続くように
祈る僕に君は寂しそうに笑う
水平線にゆっくりと月が重なり海が染まる
あともう少しだけ
あともう少しだけ
君が吹いた真夜中の口笛が聞きたいな
口笛が聞きたいな