南島の東海岸にある、NZ第四の都市、ダニーデン、その南側に30kmほど突き出ているのがオタゴ半島です。
ここが、NZでも屈指の野生動物の観察地として知られています。大きな町の近くだからアクセスもよいし、
ツアーで一日で効率よくまわることもできるのです。
カモメの群れ
手前にいる足が赤いのがアカハシギンカモメ、奥の黒いのがミナミオオセグロカモメ
ミヤコドリの混群
お腹が白いのがミナミミヤコドリ。現地で使っていた図鑑では日本にも飛来するのと同種となっていた
と思いますが、そののちNZの固有種に昇格したようです。
全身真っ黒なのがクロミヤコドリ。こちらも固有種になります。
シロビタイアジサシ幼鳥
他、鵜の仲間、ダスキードルフィン(ハラジロカマイルカ)、ハリヤー(ミナミチュウヒ)など観察しながら岬の先端
部Taiaroa Headに向かいました。
ここに、Royal Albatrossのコロニーがあります。和名シロアホウドリ。翼開長3.3mをほこる巨鳥です。
アホウドリ類自体まったく見たことなかったのですが、上空を見ていたらすぐにそれとわかりました。
とにかく翼がアンバランスなほど長い。カモメ類との違いは歴然といていました。
悠々と舞う姿にしばし見とれました。
アホウドリの繁殖地は普通火山でできたような孤島で、本土にあるというの世界中でもここだけなのだそうで
す。ただし保護のため繁殖地には立ち入りできないのですが。
近くにPenguin Placeという私設の保護区がありよってみました。
保護区をガイド付きで見せてくれるのですが、その料金をベースにして天敵(外来種)の駆除などを行っている
ようで、日本では見られない仕組みで感心しました。
距離があってコンパクトカメラのズームではしんどかったですが、Yellow-eyed PenguinとBlue Penguinです。
オットセイ(NZ fur seal)もいました。