月歌2015年9月 ♪おもちゃのブルース の再投稿をしますね。

 なお、拙サイト、過去の月歌のページの該当箇所はこちらです。再投稿の見方を書いたのはこちらです。

 

 

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no    569
date    16/1/22(金) 3:25
genre    at-tb.gif悲しい~
name    ぎょうざ
subject    月歌9月 おもちゃのブルース
tree    569

 さて今頃になってまた月歌に感想です。
 実は最初に申し上げると、まだ2015年度の月歌は全部登場していませんが、個人的な好みでは、この♪おもちゃのブルースともう一つが同率でベストワンです。
 もう一つとは、まだ感想が書けていませんが坂田おさむお兄さんの11月の ♪メダルあげます です。

 この曲、詞・曲・映像、これらが三位一体となり協調し合っていて素晴らしい! 何度見ても見飽きることがありません。

 まず詞。
 オモチャが夜になると活動しているっていう発想は、これはおかいつには、昔からの大定番ソング♪おもちゃのチャチャチャ が君臨しているから、ある意味一般化しているシチュエーションです。
 あと似た歌に、これは今のだいたくペアで頻繁に歌われていますが、これもまたオモチャが動いているという設定の ♪おもちゃのマーチ もあります。
 これら二つをのオモチャの歌とするなら、その逆をいくソングと本曲は捉えることができるかも。
 片付けて貰えなかったオモチャ達の悲哀を訴えようという所に着眼した発想力に唸ります。
 この歌は、いわゆる躾(しつけ)ソングであり、ネットでその後の評判を読んだりしていると、このPVを見てお片づけをしようとしているお子さんが多いようで、狙い通りだったのではないかと思いますね。

 作詞は、大島亜佐子さん。今週週歌で放送されている2014年1月の月歌 ♪冬の娘リッカロッカ も大島さんの作品でこの曲も大好きだから、あ、私は大島さんの作品がかなり好きなのかも。(^^)
 誠に勝手で申し訳ありませんが、公式HPを指させて頂きますね。m(_ _)m
   http://migoto-co.com
 この中のblogの所の2015年9月9日のところに大島さんご自身の制作意図を交えたお気持ちが述べられておりますよ。皆さん、是非ご覧くださいね。

 この詞の中で、1番の廊下に置き去りにされた熊さんにも、3番のテーブルの下に落ちちゃったクレヨンさんにも感心するんですが、2番の絵本さんの所で特に感心しました。本の背表紙の方を表と捉え、開いた中味がある方を背中としてきましたね。この斬新さに唸りました。確かに擬人化した映像にすると背表紙の方を顔にするから、その後ろが背中になりますから見てる子供達に説得力がありますよね。(^^)

 で、長くなるので、残りを後日続けていきます。
  

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no    570
date    16/1/23(土) 1:52
genre    at-tb.gif悲しい~
name    ぎょうざ
subject    曲、映像、歌 Re:おもちゃのブルース
tree    569

 次に曲。
 この詞のストーリーにピッタリと寄り添うように哀調を帯びたメロディを付けてくださいました。何かこうオモチャ達のすすり泣きが聞こえてきそうなほど。 
 作曲は、久住昌之さん。久住さんと言えば「孤独のグルメ」や「タモリ倶楽部」でご存知の方も多いのではないでしょうか。
 誠に勝手で申し訳ありませんが、公式ブログを指させて頂きますね。m(_ _)m
   クスミの後悔日記2  http://mqusumi.exblog.jp
 本曲についてツイートなさっていて、こちらも勝手で申し訳ありませんが、指させて頂きますね。
   https://twitter.com/qusumi/status/638924583119290368
   https://twitter.com/qusumi/status/640558446975188992
 文筆だけではなく、作曲もなさるんですね。そして今回ハーモニカを演奏されたとのこと。聞くといい味を出してらっしゃいますね。
 おかいつの曲の制作は今回が初めてでらっしゃるでしょうか?
 あと余談ですが、久住さんと仰ると私は以前サイトを立ち上げてすぐの頃「クシカツはいっぽん」の月歌にちなんで投稿をしたことがあります。
   http://moi-moi.jp/cgi-bin/board/c-board.cgi?cmd=one;no=799;id=1
 ごめんなさい((謝謝)。上の投稿には一部誤りが有り、Wikipediaで調べたら「泉昌之」の合同ペンネームのもう片方は泉麻人さんではなく泉晴紀さんでしたね。つつしんで訂正させて頂きます。
 それにしても久住さんが筋を担当された漫画「かっこいいスキヤキ」は名作でした。ヽ(´ー`)ノ

 次に映像。
 この詞の各フレーズ、場面場面がピッタリと合うよう正確に描写してくださいましたね。この手間の掛け方に感心しきりでした。
 お気に入りの場面は、まず1番の熊のヌイグルミ。廊下の上で仰向けになり手足をバタバタ。そしてちょっと眠そうな目をしてボーッとした顔。可愛い(笑)。
 それから3番のクレヨン。赤と青のクレヨンがテーブルの上でキョロキョロ探していると、何とテーブルの下に膝小僧を抱えた孤独感にみちみちた黄色クレヨンが! 可哀想ではあるけれど見た瞬間思わず笑ってしまいました。(^o^)
 このアニメーションを担当されたのは、秦俊子さん。
 パカリアンのお名前でツイートしてくださっていますね。勝手で申し訳ありませんが、指させて頂きますね。
   https://twitter.com/pacalien/status/640737942214832128
 これもまた誠に勝手で申し訳ありませんが、公式ブログを指させて頂きますね。m(_ _)m
   http://hatatoshiko.net/ (残念ながら現在リンク切れです)
 色んな作品を手掛けて下さっていますね。実はこの月歌の放送で大変感動したので直後にこの秦さんのHPで公開中のアニメを拝見しました。どれも力作ですが、例えば「さまよう心臓」は、うわーっ、これは怖い!(>_<)
 この月歌はとても可愛いから、作られる作品の幅がお広いですね~。

 最後にだいたく二人の歌。
 一番は、たくみちゃん主体で、お得意のいつもの高い声を、更に更に頭上からスーッと突き抜けるように声を出してくれていて、ヌイグルミの熊さんの切なさをとうとうと語ってくれていますね。
 二番は、だいすけ兄主体で、ほわわわ~んとした何かまだ眠いような声を出してくれていて、絵本の諦めの境地のような独特のテイストを醸し出してくれています。
 二人とも、今まででも歌によって色々と発声方法を変えて作品に変化を出してくれていますが、本月歌もこれまた出色の出来ですね。(^ー^)
 

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