この言葉は野球のイチロー選手がインタビューを受けて答えていた言葉です。
この言葉を言うまでにはイチロー選手も毎年シーズンオフに他の選手と同様に筋トレに打ち込んでいたそうです。
新たなシーズンが始まる頃にはムキムキになっていて自分の身体を鏡で見るのが楽しかったそうです。
しかし、シーズンが始まるとなかなか結果が出ませんでした。
野球ファンの間では有名でしたがイチロー選手は4月の成績が極端に悪かったのです。
だいたい5月のゴールデンウィークあたりから徐々に結果が出始めるシーズンが何年も続きました。
その頃を振り返ってイチロー選手は「筋トレをすると筋肉はつくんだけどバッドが振れなくなるんだよね。シーズンが始まると筋トレをまともに出来なくなるから徐々に筋肉が落ち始めて5月くらいになると自分の理想通りのバッドスイングが出来るようになるんです。」と。(自分の覚えてる範囲で書いてあるのでこの通りに言ってはいないと思います。)
それに気づくのに8シーズンぐらいは費やしたそうです。
それからイチロー選手が行ったトレーニング法は初動負荷理論という関節の動きを最大限に活用するというものでした。
イチロー選手が打席に立つ前に行うルーティンがありますが、あれは動きの中に肩甲骨、股関節、足首などのあらゆる関節を効率よく動かしていると僕は思っています。

よくオスグッドの子供達にこのイチロー選手の話しをふまえてこんな話しをします。

「チーターが鉄アレイで鍛えているところ見たことがありますか?」と。
「筋トレをしなくてもあのしなやかな関節があのスピードを産んでいるのです。」
筋トレを全否定するつもりはありません。
筋トレをする前にその筋肉を使えるように関節の柔軟性を上げることが大事なのです。
僕自身も中学生の頃から筋トレに明け暮れていました。そのことがあってオスグッドになったのではないかと今では思っています。

オスグッドに限らずケガをしたくなければ関節の柔軟性が大事になってきます。

今度、前にもブログで書かせてもらいました「関節の柔軟性をあげる」という講義を何組かの親子の前で出来る機会をいただけそうです。
そこで、実際に教えている事を動画に撮ってもらいブログに載せたいと思っていますので今しばらくお待ち下さい。