昨日はざっくりしたお話をしたので、今日からは少し具体的にお話させて頂きます。

知的資産って結局どんなもの？

御社の商品は御社の宝物です。

例えば、御社の商品をこの王冠とします。

御社はこの王冠を制作して販売しています。

さてさて、御社にはどんな知的資産があるのでしょうか？

例えば、この王冠をどんな想いで作っていて、それでどうしたいのかという経営理念。

例えば、この王冠を作ってくれている職人さん。

例えば、この王冠を販売してくれている営業の方。

例えば、この王冠の材料を仕入れる会社さんとのネットワーク。

例えば、この王冠を購入されるお客様とのネットワーク。

例えば、この王冠を制作するためのノウハウ。

例えば、この王冠の制作にかかわる特許権。

例えば、この王冠を制作や販売のための組織力。

などなど、いろんなものが御社の知的資産として存在しています。

へぇ～、そういうものも知的資産なんだぁ・・・というものもあったと思います。

知的資産には、人的資産、構造資産、関係資産と呼ばれるものがあります。

人的資産は、個々の人に存在しているもの。営業マンのスキルとか、職人さんの技術とかなどで、退職されると会社からその資産はなくなってしまいます。

構造資産とは、顧客データやマニュアルなど、会社でデータベース化されているようなもので、個々の人が退職しても会社に残っている資産です。

関係資産とは、顧客と御社との関係、従業員同士の関係、株主と御社との関係、お取引先様と御社との関係など、いろんな関係に関する資産です。

知的資産というもののイメージを掴んで頂けましたでしょうか？

明日は知的資産経営報告書についてのお話をさせて頂きます。

今日もご訪問ありがとうございました。

今日も皆様からお読み頂けて感謝しております。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

知的資産経営報告書を作成しよう・・・その２