「最後はなぜかうまくいくイタリア人」:寛容な国 | リベラルアーツの精進と実践の日記

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通算97か国訪問し農村・スラムから先端企業徹底取材。世界情勢、歴史、哲学、アート、テクノロジー、ビジネスを繋げ、世界の行方を思索する。

が宮嶋勲著「最後はなぜかうまくいくイタリア人」を読みました。

 

イタリアワインの執筆活動などを通じて、イタリアに通暁している宮嶋氏の視点が参考になります。

 

・イタリアでは公私の区別が曖昧だ。それで、社会に活気が出て、皆が生き生きしている。いつでも仕事をして、いつでもさぼる。

 

→私も、公私の区別は、お金は別にして、曖昧の方が良いと思います。その方が発想が豊かになると思います。

 

・イタリア人は、時間にルーズであるが、他人がルーズであることにも寛容だ。

 

・イタリア人が最も力を発揮して一生懸命働くのは、家族工房型の企業である。

 

・いつでも重視すべきは成り行き。最後は何とかなる。

 

・役割に拘らず、何でも屋になる。

 

・どのような場においても、その人のやりたいことを許容する。

 

・古代から続く「寄り道こそが人生」の哲学。

 

・イタリア人の特徴は寛容であること。正論と不寛容のフランスと対照的。

 

・子供の時から好きか嫌いかで判断しているイタリア人は、直観が磨かれている。

 

・マンマ(母親)は家の中をメンテナンスしているので、初めて家を訪問すると、寝室やトイレまで見せてくれる。

 

・イタリアでは短くて2時間、長くて5時間をかけて食事をする。

 

・一緒に食事をした場合、たとえ1回だけでも友達、仲間になる。

 

→確かに、食事は人間関係に影響がありますね。

 

イタリアにまた行きたくなりました。