「イーロン・マスク 上」:リスクを欲しがる | リベラルアーツの精進と実践の日記

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通算97か国訪問し農村・スラムから先端企業徹底取材。世界情勢、歴史、哲学、アート、テクノロジー、ビジネスを繋げ、世界の行方を思索する。

ウォルター・アイザックソン著「イーロン・マスク 上」を読みました。

 

莫大なインタビューを基にしたイーロン・マスクの実像です。

 

・イーロンはリスクを欲しいからリスクを欲する。

 

→全体を流れる重要なポイントですね。とにかくリスクがないとやっていけないのですね。

 

・父親が持っていた百科事典2セットを通暁した。

 

・チームメンバーに愛してもらうことなど仕事ではない。そんなのは百害あって一利なしだ。

 

・ミッションありきでスタートして金銭的に成り立つにはどうしたらよいかを考える。

 

・気が狂いそうな切迫感をもて。

 

・テスラについてイーロン・マスクが下した決断の中で特に重要なのは社外サプライヤーの部品を組んで車に仕上げるのをやめ主要部品を内製化したこと。

 

→外部に委託できることは委託しようと言われてきたが、それらを見直すことも重要であると思う。

 

・社会問題にはリベラルだが、規制やポリティカルコレクトネスにはあまり賛同できないと言う立場。

 

・ジョイントベンチャーではなく、テスラ単独で自動車工場を作れば中国のためになると繰り返し説明した。そして2018年に中国側が折れてくれた。

 

→中国との経済関係を考える上で重要な示唆に富んでますね。

 

世界最高レベルの起業家の思考と行動が分かりますね。