【知財検定】特許の要件、特許出願の流れ、出願書類のお話でした(2)  | 高木行政書士事務所

高木行政書士事務所

高木行政書士事務所のブログです。許認可業務のほか、遺言・相続、交通事故、コンテンツビジネスに関する業務を行っています。業務に関係することや、しないことを書いていきます。
業務に関する内容は、事務所HPや業務のBlogをご覧ください。

 

さて、2日目後半の講義についてです。

 

【第4回】

後半は、特許出願の流れと、出願に必要な書類についての説明です。

 

特許出願の流れでは、

 ・ 出願公開

 ・ 出願審査請求

 

に関して、

 ・ 誰が請求できるか

 ・ 出願公開される時期

 ・ 出願審査請求の期限

 

といったことをおさえておく必要があります。

 

そして、

 ・ 拒絶理由があれば 拒絶査定

 ・ 拒絶理由がなければ 特許査定

 

となるのですが、拒絶理由がある場合には、いきなりドーンで拒絶査定がなされるわけではなく、

出願人に対して

拒絶理由通知

 

がなされます。

 

それに対して、出願人は、

 ・ 意見書

 ・ 手続補正書

 

を提出することができます。

 

拒絶査定がなされた場合でも、

特許庁に対して、

 ・ 拒絶査定不服審判

 

の請求ができ、

審判の結果に対して納得がいかない場合には、

東京高等裁判所に対して、

 ・ 拒絶査定の取消しを求める訴え(審決等取消訴訟)

 

ができます。

 

このあたりは三審制などの話をしながら解説しました。

 

最後に、出願の書類について。

 

願書

 

のほかに、次の添付書類が必要になります。

 

 ・ 明細書

 ・ 特許請求の範囲

 ・ 図面

 ・ 要約書

 

図面は必要な場合にのみ出せばよいのですが、その点、図面が必須とされている実用新案登録申請の場合と異なる点ですね。

 

あと、前半の内容とも関連して、

 ・ (国内)優先権

 

について説明しています。

 

3級対策としては、とりあえず優先権を主張するためには、

 ・ 先の出願から1年以内に後の出願をしなければならない

 

という点を覚えておきましょう。

 

 

今回も盛りだくさんでしたね (^^;)

 

 

「就活もやってます...」ということでお疲れの中でも、

遅い時間までお付き合いいただいて、感謝! です  (´▽`)

 

 

知的財産技能検定対策講座をやってほしい! 

というご相談・ご依頼も承っています!

こちらの相談フォーム、又はメール(infoアットtakagi-office.biz)からお問い合わせください!

 

高木泰三行政書士事務所

Twitter