先日のお稽古で撮った、香炉灰の比較写真です。
左側…私の19年目の灰
右側…未使用の新しい灰
新しい灰は今回かなりベージュ色強いのですが、
それでもサラサラで✨️汚れなき灰✨️ですね。
毎回のお稽古では、とぼった炭団から落ちる灰が元の灰と混ざり合います。
それにより、サラサラでは無くなり、
ある程度の硬さとか、重さが加わり、
火箸の扱いやすさが変わってきます。
以前にもご紹介しましたが、新弟子さんがご自分の香炉で灰手前をしていた後に私の香炉に火箸を入れた途端、
あっ‼️
と、声が出るほど灰の感触は変わるものなのです。
香道にはいくつか流派があります。
直心流のお手前では香炉で灰手前することを中心にお稽古していきます。
もちろん文学的な要素が入る【香席】は必須です❣️
だから、皆が確実に聞香炉を作り上げることができるのです‼️(重要ポイント☝️)
香道では、
【〜でなくてはならない】
ということはあまりないのです。
多分日本特有の 曖昧さ を楽しめる文化の一つとも言えるのかなと思います。
だから、人によってこの灰も変わります。
ただ、曖昧過ぎるのも道を外れやすくなりますので、基本のお稽古があるのです。
手の捌き、灰手前の手順などなど。
あなたの香炉の灰は、あなたにしか作れません。
そこに誇りを持ってください!
そして、
未来の灰を楽しむべくお稽古していきましょう!