大きなことを成し遂げるために
強さを与えてほしいと
神に求めたのに
謙虚を学ぶように
弱さを授かった
偉大なことができるようにと
健康を求めたのに
よりよきことをするようにと
病気を賜った
幸せになろうとして
富を求めたのに
賢明であるようにと
貧困を授かった
世の人々の称賛を得ようとして
力を求めたのに
得意にならないようにと
失敗を授かった
人生を楽しむために
あらゆるものを求めたのに
あらゆるものを慈しむために
人生を授かった
求めたものは 一つとして与えられなかったが
願いは全て聞き届けられた
私は もっとも 豊かに祝福されたのだ
このすばらしい詩は ニューヨーク大学の壁に
掲げられていて140年前の南北戦争に
従軍した南軍兵士が記したものと
言われています。
善と悪
光と闇
この世は相対の世界ではあるけれど
すべては一つ。
そんなことをぼーっと考えていた時に
この詩に出会いました。
私たちが生きていくなかで辛いことや
どうしようもないことは沢山あります。
それでも日々生きていくということは
相対の世界の先にある絶対の世界を
味わうための修行。
今世でそれを味わうことができるか?
それは 自分次第なのですが
何か大きな目標を掲げなくとも
日々の暮らしを 地に足をつけて
「今」できることを丁寧にしていくこと。
その先に 慈愛の世界があるのかな
そんな風に思います。
あなただけの灯心書
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