こんにちは。玉雲です。
 
 
先週、母の甲状腺腫瘍切除手術が
無事終わりました。
術後の経過もよく、とりあえず一安心です。
 
 
 
術前説明の時
 
 
なんで こんな腫瘍が出来たんですか?
原因はあるんですか?」
 
 
 
そんな質問を主治医の先生に
投げかけていた母。
 
 
「この腫瘍の原因は私にもわかりません。
おそらく、幼少期からずっと持っていて
長い期間をかけて出てきたものだから」
    
 
*****
 
 
甲状腺腫瘍は自覚症状なし。
血液検査は正常の範囲内。
市の健診のレントゲンでひっかかり
精密検査をして初めて
切除手術レベルの大きさの腫瘍が
あることがわかりました。
 
  
 
ゆっくりゆっくり 時間をかけて
大きくなった腫瘍のようでした。
 
 
 
一昨年前、手術の話が出た時に
原因がわからなくて
おのころチェックをしたんですよ。
そうしたら ものすごく 腑に落ちました。
 
 
 
 
その記事がこちら↓
 
 

 
 
 
祖母と母。
 
 
祖母は 母のことをどう思っていたか
今となっては 聞く術もないけれど
 
 
祖母の昔話を母から聞く度に
幾つになっても 母娘であることは
変わらなくて
 
 
70を超えても母は祖母の愛情が
欲しかったんだな
認めて欲しかったんだな
そんな風に思っていました。
 
 
6人兄弟の下から2番目で
しっかり者の母。
「あの子は何でも一人でできるから」と
放置されていたのかな。
 
 
父が亡くなった時も
一人で頑張っちゃった母。
ヘルプは出せなかったし
「助けてもらう」という事すら
思い浮かばなかったと言ってました。
 
 
一人でやりきる事。
頑張る事で、祖母に自分を認めさせた
かったんだなぁ。
 
 
 
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腫瘍は良性のものであるとの見立てで
特段急いで手術することはなかったので
本人が手術を決断するまでには
セカンドオピニオンを受診したりして
1年以上かかりました。
 
 
「どうしたら いいと思う?」
何度も訊かれましたが
 
「患者はお母さんなんだから
お母さんの意志が大事だよ」 
言い続けました。
 
 
 
なんかね。この手術は色んな呪縛とかを
絶ち切るモノだったのかな、って
思うのです。
 
 
もう 頑張ってきた自分を認めてねって。
頼れる人に頼ってねって。
 
 
 
私よりも 数段体力があって
元気印の母は 何でも自分でできちゃうし
身内含め人に頼ることをしてこなかった人。
 
 
 
入院ってどうしても人の手が要りますし
一番弱った姿を見せないといけない
じゃないですか。
 
 
娘の私に色んな「お願い」するのも
母の性格上、すごく嫌だっただろうな
と思います。
 
 
入院の時も私は付き添うのが
当たり前と思っていたのに
ものすごく 控えめに
「来てくれる?」と言う母。
 
 
残りの人生は 弱いところも見せて
色んな人に頼りまくって
一人じゃないってことを
実感しながら 楽しく過ごしてほしいな
 
 
そんな風に思った 母の日でした。
 
 
 
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娘と私、母とで病室横の喫茶コーナーで
ケーキをいただきました。一昨日まで
何も食べれなかったのに!
回復ぶりも凄いです(*ノωノ)