かし丸君 | ゼファー750RSとともに

かし丸君

以前の作業で登場したチェーンカッター&リベットツールの「かし丸君」

チェーン交換の時に活躍してくれる頼もしい工具です。


しかし、チェーン交換の時にしか登場しない上にけっこう高い。

購入するかどうか悩みましたが、5、6年前に自分のチェーン交換とゆうりたんのチェーン交換が同時期だったため、共同購入することに…

それ以来、自分たちのはもちろん、友人達のチェーン交換で、5、6回は活躍してくれてます。


かし丸君には、4つのパーツがあります。


左上 : U字フォルダー(チェーンをセットする部分)

右上 : ボディー(カッター&カシメピンをセットして、作業する部分)

左下 : プレートホルダー(プレート圧入時に使います。)

右下 : カッター&カシメピン(カット、圧入、カシメを行うピン)



ボディーにU字ホルダーをセットしたところです。

U字ホルダーには、AとBのセット位置があり、カット時と圧入時にはAをボディーのナットの部分に合わせます。

カシメ時は、Bをナットの部分に合わせます。


ただ今回は、チェーンサイズが428と小さいためオプションパーツが必要。



また使うこともあるだろうということで、購入しました。

オプションパーツも高いです。



オプションパーツの中身です。

一緒のように見えますが、違います。

白い線が入っているので…。( ´艸`)

ホントはサイズが違います。ワンサイズダウンです。


で、使い方です。

まずはカットから



かし丸君をこのようにセットします。U字フォルダーの位置はAです。

もちろん、実際使う時には、U字フォルダーとカッターピンの間にチェーンがあります。



こんな感じです。

U字フォルダーにはチェンピンと合うように3つの穴があるので、その真ん中の穴にしっかりと抜くピンを合わせます。 

27メガネレンチ(奥)と19メガネレンチ(手前)で締め付けていくと



U時フォルダーの裏にある穴からピンが抜けてきます。

この時にカッターピンとチェーンピンがしっかりと直角になっていなければなりません。

斜めになっていると最悪カッターピンが折れます。(自分は経験済みです)

最初は硬いですが、しばらくするとするすると抜けてくるので、気持ちいいです。


続いて圧入!

チェーンのつなぎ目にグリースをたっぷり塗って、



ジョイントとシールを入れます。

プレートも入れたら



かし丸君をこのようにセットします。U字フォルダーの位置はAです。

実際使う時には、U字フォルダーとプレートホルダーの間にチェーンがあります。



カットしたときと同じように、27メガネレンチと19メガネレンチで締め付けていきます。

締め付けが弱いとチェーンピンが少ししか出てきませんし、締め付けすぎるとキンクの原因になるので、様子を見ながら締め付けていきます。



こんな感じでピンが出てきます。


後はカシメだけです。


かし丸君をこのようにセットします。

U字フォルダーの位置はBです。



左右どちらのピンからでも良いですが、一ピンずつ27メガネレンチと19メガネレンチで締め付けてカシメていきます。

カシメも締め付けすぎるとキンクの原因になるので、様子を見ながら締め付けていきます。

両方カシメ終わったら、カシメ具合とチェーンの動きを確認したらチェーン交換が終了です。


と、まぁチェーン交換時には、大活躍のかし丸君ですが、この時だけしか活躍の場がないのが残念です。


ちなみに、かし丸君に付いてくるケースですが、オプションパーツを入れるスペースがありません。



なので、100均で全部入るぐらいのケースを買ってきました。

シールは剥がして流用してます。