大阪から東京に越してきて丁度一年となりました。

 

とにかく不届き者というか、本能のままに生きている人が

圧倒的に少ないので、個人的には大阪を脱出できて本当によかったと思っています。

 

このブログは久しく更新していなかったのですが、

一日に10から20のアクセスがあるということで、

なによりCIA(公認内部監査人)の関心が高まっていて、

受験している人が一定以上あるということなんだろうと思います。

 

私は幸運なことに、CIAの資格を手に入れることができ、

かつ現在も監査部門で働くことができています。

 

会社には、私の他にもCIAの保持者がいます。

会社も受験料だとかスクールの費用を出してくれるとか、

くれないとか、そういう話が出ているようで、社会的にも

CIAの重要性が認められてきているのかなと思います。

 

さて、CIAの受験生にお願いしたいのが、

「問題を自分の会社に当てはめて考えてはいけない」

ということです。

 

スクールの授業を受けている方は、講師の方から

アメリカ企業独特の部署がある話を聞いたことがあると思います。

例えば郵便室、日本でもないこともないですが

郵便室が小切手の入った封書を開けて記録を取って財務室に引き渡す、

そんな機能を持っている日本の企業、たぶんないと思います。

 

だから、既に日本の企業の監査部門で働いている受験生の方は、

自分の会社を思い浮かべず、テキストの中、問題集の中の

アメリカナイズされた世界をしっかり把握してください。

合格するまでは、試験に通るための勉強をしてください。

 

監査の質を上げるために受験をしているのでしょうが、

それを実務に繋げるのは受かってからでいいです。

受かってから、自分の会社のことと結び付けて監査の品質を

上げるためにあれこれと考えてください。

 

それで受かったら、切り替えてください。

実際ね、切り替えられない人も多いんです。

CIA保持者に部内で教育資料を作ってもらうと、切り替えができているかどうかが

良く分かります。

 

CIA受験生ではない人が、あの変な日本語の問題文は理解しがたいとは

思うのですが、あれをそのまま部内の教育資料として使ってしまう人がいる。

 

( ゚д゚)ポカーン ←講義を聞いている他の人のカオ

 

ですよ。試験対策としての講義をするのならまだしもね。

せっかくねぇ、頑張って勉強したのにね、全然活かせてない。

IPPF丸暗記しました、みたいな人なんですかね。

 

CIAがゴールじゃないんです。

取ってからがスタートなんです。そのスタートを切るためにも、

今はとにかく受かるための対策を取ってもらいたい。

 

まず問題集を解き、解説で各選択肢がなぜ正答か、誤答かの解説を読み込んで理解する。

実感がわかなければ根拠の条文をあたる。

問題も回答も解説文も覚えてしまって全然OK。

本番で同じ問題は出ませんが、判断材料となるワード、言い回しを

その記憶のなかから拾い出して答えていく、そんな作業です。

物分かりの悪い私でもこれで受かったのですから、万人に使える方式だと思います。

 

とにかく反復、反復。頑張ってください。

 

今年もよろしくお願いします。