こんにちは。

 

昨日は大谷翔平選手の家に行く夢を見ました。

大きな体育館など郊外のパチンコ屋みたいな建物が4つぐらいあってすごいすごいとみんなで喜んでいましたが、オオタニサンは終始しかめっ面でした。

何か気に障ることがあったのでしょうか。

 

さて、私をはじめみんなが必死こいて目指したこの公認内部監査人(CIA)という資格。

そのモチベーションは取得後の収入アップでしょう。

 

え?自己啓発?マジですか?そんなものを狙うのならば英語でもプログラミングでも簿記でもやればいいんです。その方がよっぽど実用的だと思うのですが。

というよりそんな暇で酔狂な人いるんですか?この資格は受験だけで10万、専門学校行ったらプラス20万はかかるんですよ?

・・・そうだ、この資格はお金と時間と需要のある人がめざすものだった。そんなさもしいことを思っているのは私だけなのでしょうか。。。

 

というわけで今日は公認内部監査人(CIA)資格と収入について考えたいと思います。

 

①公認内部監査人(CIA)は食える資格か?

結論:会社に雇われている限り、食えます。

 当たり前の話ですが、内部監査人はメシを食えているはずです。なぜなら、内部監査人は全員サラリーマンだからです。内部監査人はどこまで行っても「内部の」監査人であり、会社の内部監査部門の一員という身分で業務を遂行します。自分がいる会社からもらう給料で生活できているのであれば、メシを食えているということになります。

・CIAは内部監査人である

 →内部監査人はサラリーマンとして雇用されている

  →雇用されているならばメシが食えている

 よって、CIAはメシが食えている。という理屈です。

 

 会社が内部監査業務をアウトソーシングやコソーシングをするにしても、依頼はだいたいコンサル会社か監査法人に行きます。いくらCIAだからと言ってフリーランスの個人に委託する会社はないでしょう。どうしても外部から内部監査をやりたければコンサル会社か監査法人に入るしかありませんが、それはどう考えてもCIA取るより大変ですし、そこに入れるくらい優秀であるのならCIA資格要らないかもです。今流行りの副業には活用できない資格ですね。

 

 いま内部監査やってない人はどうなんだと言うと、CIAを持っていると職にありつけるかという意味なら、正直かなり大きな武器になると思います。CIAは実務経験が必要なので監査の経験はそれで証明されていますし、今は大きな会社ほど監査の人手を欲しがっているので、どこかには拾ってもらえるでしょう。正直売り手市場だと思います。

 

②資格を取得すれば収入はアップするか?
 正直、そのまま同じ会社にいる限り急激なアップは見込めません。一時的なお祝い金が出る会社もあるでしょうが、賃金への恒久的な加算までは行われないところがおそらくほとんどでしょう。資格がマイナーすぎて支給対象の一覧表にない場合すらあります。私の会社は一時的なお祝い金も出ませんでした。登録料と受験料を出してもらえたのでノー文句なんですけどね。むしろあざーすでございました。
 会社がだめでもあなたの上司がわかってくれる人なら、その期の査定でご褒美がもらえるかもしれません。やったね!さらに試験勉強で身に着けた知識をもとに監査の質を上げていけば評価も上がっていき、長い目で見た収入アップは十分見込めます。
 反対に、内部監査部門以外の部署に異動になると資格が査定の対象にならなくなってしまう可能性もあります。「CIA?フーン。」という感じで。怖いですねぇ。

 正当な評価がされておらず収入も見合ってないと考えるのなら、CIA資格を武器に他社の監査部門へ転職するのが近道でしょう。
 

 

転職という話が出ましたので、次にCIAの転職について考えていきます。

【公認内部監査人が転職するメリット】
1)一般的な転職でもそうですが、自分で求人を見ながら現在よりも年収の高いところを選ぶことができます。

2)同じような業務をしながらも職場を変えることができます。これはニッチな資格を武器に内部監査人として転職するので、他業種よりもやりたい仕事ができる可能性は高いでしょう。
3)かなり有名で大きいところにも転職することができるかもしれません。前述したとおり、このご時世大きい会社ほどCIAを欲しがっています。同じような知識と経験のある人を自前で調達することは大企業でもなかなか難しく、適任の人がいてもかなりのベテランか役付きで給料が高いのです。その人にやらせるよりはいくらかでも給料が安く、そして若い人をとれる転職希望のCIAに注目が集まっているのです。
 

【公認内部監査人が転職するデメリット】
1)これも一般的な話ですが、求人条件を読み誤ると対して年収や待遇がが上がらないこともあると思います(ボーナス、労働時間、休日、福利厚生など)。
2)いままでいた会社で培った、プラスの人間関係がリセットされます。各部署に張り巡らせた情報網や監査のことをよくわかってくれているキーマンを活用することができなくなります。また最初から構築していく手間がかかります。
3)前の会社の業務内容が違うと、過去の経験を生かすのが難しくなります。人、設備、業務、力関係など、長年会社にいると普段意識しない情報も頭に入っているものです。そしてそれが内部監査業務に役立っていたりします。これも最初から構築することになります。
 

では、CIAが年収アップをさせるには、何をすればよいでしょう。
1)転職に向けて英語能力を身に着けること
 年収の高い公認内部監査人向けの求人広告を見ると、ビジネス英語能力が必須のところがほとんどです。高い年収を提示できる会社はグローバルに活動している大企業であることが多く、英語能力のある監査人に需要があるのです。今現在英語能力がない人CIAの方には、いまの会社に居続けて安定した収入を得つつ英語能力を養うことをお勧めします。かくいう私もTOEICを勉強中です。いまのところ転職する気はないですが(^ ^;)
 

2)今の会社で仕事を頑張る

 当たり前の話かもしれませんが、転職する気がない人や待遇に満足している人は、今の内部監査の仕事を頑張りましょう。そして今の会社で内部監査部門になくてはならないと会社に思われる人になって、内部監査部門に居続けて、年功序列方式と定期昇給を最大限利用して誰にも文句を言われない高給取りになりましょう。内部監査業務は経験とともに効率が上がっていくので、業務量がだいたい同じであれば仕事は年々楽になっていきます。そこで頑張り続ければ雪だるま式に仕事の質も量も上がっていくはずです。

せっかく苦労してとった資格ですから、私はこれを活用して少しでも多くお金が入るようになればいいなぁと思っています。


では、またあした。