こんにちは。


今回は身も蓋もない話をします。

公認内部監査人試験は、

簿記分からないと受かりません。


どのぐらいかと言われれば、

財務会計が日商3級、管理会計が

日商2級の工業簿記を判る(合格レベルで

なくても良い)くらいだと思います。


この前このブログでITパスポート

なんていらない的な事を言いましたが、

この資格のIT分野はCIAの問題集

解いてれば対応できますし、関連づけた

暗記が出来ていればむしろ得点源です。


ただし、簿記は暗記ではどうにも

なりません。もし簿記がまったく

分からないというのであれば、

さっき書いた資格を取るぐらいの勢いで

勉強しないと大変だろうなぁというのが

簿記資格持ちから見た正直な感想です。


そもそも、内部監査人の業務には

簿記の知識が必須です。

ちょいちょい会計的な話になるのですよ。

企業活動の写像が計算書類ですからね。

「この処理、内部監査的にどう?」とか

経理から聞かれた事もあります。

上場企業で必須のJ-SOX評価作業では、

財務報告に係る内部統制と銘打たれて

いるので、簿記わからない内部監査人は

ますますアレな感じになります。


なので、会計の分野を勉強するのなら、

日商3級の取得を目指していいと思います。

そのぐらいしないと身につかないし、

何よりその後の仕事に直結しますからね。

そこに財務分析の知識をちょこっとつければ

試験対策もその後の業務もバッチリです。

簿記よくわからんでCIAとれちゃった人は、

たぶんその先実務で苦労することに

なると思います。


逆に、簿記わかる人にとっては財務も

管理会計も得点源です。加えて利息の

割引計算とCVP分析できれば完璧です。

おめでとうございます。


簿記は仕事で必須になるのだから、

どうせならしっかりやった方がいいですよ。

というお話でした。


では、またあした。