尊敬する先生 | のほほんとした日常

のほほんとした日常

自分を嘘偽りなく日々の日常を書き綴ります~~
時系列無視したことも書くけど、許してね~~

 今日は中学校の研修会にお招きいただき、


このところ、感謝し、その先生の教えを実践して


いこうと思ったその先生のお話を聞けました・・・


この先生東大の医学部の精神保健学の


助教授なんだよね・・・


本来ならば教授でもいい功績もあるのに


東大というたくさんの教授のいるなか、


上にいくのは難しいのかな・・・


それにね、出世よりも、症例を大切にしていて


自分の研究をじっくりやっていくのが幸せみたいな


方らしい・・・


心理学なのに、どうして医学部??って


思っていたけれど、


先生のことばでよくわかった・・・


・・・人の心はわからない。理解できない。


目に見えないものがわかるはずがない。


話しを聞いても、クライアントが本当の


話しをしているかもわからない。


そんな中分かったと思うのは


それは妄想だ!!


それよりも、人間の脳を理解したほうが


脳を読み取ることを学んだほうが、


正解を引き出しやすいのですよ。


心理を読むのは無理があるが、脳の


働きを見たほうがわかりやすんです・・・・


っておっしゃった。へぇ~~~。


先生くらいになると、脳波計などつけなくても


今ドーパミンが放出されているな・・・


今この脳の部分が活発に動いているなって


だいたいわかるようになるんですって・・・


ヒィ~~~。すごい~~~。


話しは発達段階を踏まえた関わりとういうことで


去年と同じようなお話でしたが、


主に思春期に焦点を当てた話しになっていました。


 乳幼児期~就学前期


   愛着形成時期なので、人といると安心なんだ


   人の中にいれば守られるんだという思いを

 

   抱かせることが大事。それにはとにかく


   保護者がべたべたすること!!


   この時期をこのべたべたしたことが


   できていない子どもは、将来人間不信などに


   陥りやすいのです・・・溢れる愛情を与えてください!



 学童期


  とにかく好奇心を持たせること。


  なんでもやらせてみることが必要。


  ひとつのことを突き詰めるのは、


  まだまだ先でいい。この時期はとにかく


  こんなこともあるよ、あんなこともあるよと


  あらゆることに触れさせることが大事。


  この時期に好奇心を育てないと、今後


  好奇心は育たない。


  「危ないからだめ」じゃなく


  「危ないからやってみな」くらいの


  教えが必要。危ないけど楽しい・・


  本当に危ないから気をつけようという


  そういうリスクを楽しめることは、


  人生を豊かにするためには重要なのである。



 思春期


  第二次性徴期でもあるこの時期は、


  気持ちが不安定な時期でもあり、


  それは精神的にというよりも、


  体に変化が起こる時にメンタルな部分が

  

  左右されるからである。


  「大人は間違ってる」


  「社会は間違ってる」


  「大人はうそつき」と


  とにかく周りを否定する時期。


  疑問を持たせること、

 

  自分は何が正しいと思うのか、


  悪いと思うのか、


  否定の中から探させることが自己形成に


  つながるのである。


  ただ、めんどくさいのが、周りを否定するだけではなく


  自己否定もしがちになる。



  このころの子どもには、保護者の素直な


  気持ちを伝えることが重要。


  とりつくろって誉めたりしようとすれば


  矛盾が生まれ、指摘される。


  それなら「あんたのそういうところが


  憎たらしいのよ!」と思ったことを言ったほうが


  喧嘩にはなるかもしれないが、


  その後のコミュニケーションは発達する


  「あんたはこう思ってるはず」


  「あなたはこういう人よね」という


  先回りをして言わない!!(思春期には)


  第三者に責任転嫁して話さない!!


  「先生に叱られるわよ」など・・


  「私はこう思う」と簡潔にはっきりと!


  「無視」は人をコントロールするのに


  最適な手段であるが、この思春期の子どもには


  使わないこと。なるべく反応する。


  「自殺はなぜいけないのか」


  「学校にはなぜ行くのか」


  そんな質問に答えられる用意をしておく。

 

  「義務教育だから」というのは


  正解じゃない。それは大人の社会の


  大人の義務であって、


  こどもには何の義務もないから・・・


  「なんでかな~~」と一緒に悩めばいい。


  こどもの気持ちをこの時に


  揺らすべし!


  揺れないなら、ゆさぶってでも


  揺らせ!!



 って毎回楽しく興味深いです。


この発達段階にあった成長を


させてこないと、大人になってから


大きく影響が出ることがある。



 子どもを自立させること、


家から出すことが最終目標です。


子育ては大変と思っている保護者の方・・・


子どもと一緒に過ごす時間は


あなたの人生の中で、本当に短いのですよ。


子育てが終わった後のあなた方の


人生はそれからずっと長い・・・


30年、40年とあるんですよ・・・


子育てが終わってから、自分の人生を考える


のではなく、今のうちから子育てが終わった後の


自分の人生を趣味を持つなり、楽しむことを


考えておかねばなりませんからね。


今から考えておいてくださいね。ってさ~~。




 私はこういう機会を与えて下さって・・・


これからの目標を見つけることができました・・


この先生の研修も折りを見て


行こうと考えています。




 最後にね・・



 「子は親の言う通りには


 ならず。親のようになる」


と心理学の先生がおっしゃったことばで


しめてくれました・・・


ことばでなく、姿で見せることが大切だそうです。


 お子さんをお持ちの方々、


どんな自分をみせていますか?


なってほしいような人間の姿を


みせていますか?


私は全然ダメダメです・・・・


少しはきちんとしないとな~。