軽音楽部で部活動に励む主人公は、

困り事があると学校の用務員である各務原氏に相談していた。

 

その日も無理やりに軽音楽部の部長に任命された件を相談していたが、

学校内では一つの事件が起こっていた。

 

同じ軽音楽部の生徒の死。

 

彼女は軽音楽部の部室で首を吊っており、

踏み台には彼女の担当楽器の一つであるピアノを利用していた。

 

警察の捜査が入るも、事件に納得のいかない軽音楽部のメンバーが集まり、

彼女の死の真相を解き明かそうと行動を始める。

 

これは自殺なのか、他殺なのか。

 

しかし熱心に捜査を始めたメンバーの一人が新たな被害者となり、

彼は明らかに他殺の状態で発見されて……

 

っていう、学校内で起こった事件を相談役の各務原氏と共に解き明かす話。

 

彼女の死は自殺か他殺か、男子生徒の殺害の動機は何なのか、

その二つを主人公が各務原氏に相談しつつ追い求める流れになっている。

 

よくある? 学園もので所々、というか妙に散発的にライトノベル的で、

それが各務原氏との会話部分だけなので妙に浮いているように感じた。

 

で、ラストの探偵役がさてと開陳する場面は現実的な妙味があって良かった。

そこからのヒロイン的な彼女との対話も個人的には好み。

 

ただ、びっくりさせたろ精神みたいなものが最後に出てきて、

おおー、これは! と驚いてぱらぱらと読み直したものの……。

 

このびっくり、物語内では何の伏線にもなっていなくてびっくりした。

 

そんな仕掛けに何の意味があるのかと思って調べてみたところ、

どうやら氷川透シリーズというのがあって、そちらは作中に氷川透が出てくるらしい。

 

で、本作の帯には氷川透が登場しているよーみたいな記述があって、

そこからの冒頭の登場人物紹介の欄に一文、

 

重要な人物が一人抜けています

 

というものがあり、氷川透シリーズみたく本作でも作中に氷川透が登場するけど、

登場人物紹介欄にはいないよー、では作中のどこで登場しているのでしょう。

 

っていう小ネタみたいなものっぽい。

 

まあ実際は登場人物紹介欄の一文は氷川透シリーズとは無関係でしたという、

そんなびっくり演出だったわけだけど、ものすごく分かりにくくてびっくりした。

 

次巻も購入済み。