娘が怪我をしたと連絡を受けた男だったが、

娘の怪我は事故ではなく、自傷によるものだった。

 

風呂場で両手首を切った娘、彼女に何が起こったのか。

 

仕事ばかりで家族を顧みなかった男は、

今更ながら娘を知ろうと妻や息子に話を聞く。

 

娘には何かがあり、学校を休んでいた。

 

その何かとは何なのか、

そして自身の母の自殺に関わる秘密とは……

 

っていう、DIY文庫という企画で読める短編。

 

娘の自殺未遂が自身の封じ込めた過去に繋がる展開にはびっくり、

仄暗さと驚きの真実という感じで単純に面白かった。

 

読む為にはひと手間が必要。

 

井上夢人で検索してウェブページに飛んで、

印刷して折り畳んでホッチキス、カッターで切れ込みを入れるとポケット本が出来上がる。

 

自粛にちなんだ企画なのかな。

 

で、短編は過去に雑誌に掲載されたもので本として出版されていない。

 

短編集か何か、それこそ電子書籍で販売できるだろうに?

無料で読めるというのが太っ腹。