何から何まで平均的な主人公、

髪も服も真っ赤で喧嘩っ早い暴力娘、

お金持ちの令嬢ながらとてつもなく不運な少女。

 

セットでプラスマイナスゼロと評された三人が、

山の上の学校に通いながらちょっとした事件と出くわすっていう連作短編集。

 

幽霊が登場したりするものの、事件にはミステリ的な仕掛けがあって面白かった。

 

とはいえ内容的には三人娘のどたばたとした日常を楽しむ感じか。

 

特に令嬢の不運っぷりはいちいち大事件なのに日常の一コマとして受け入れられていて、

本人さえ神の試練と好意的に受け取っているのは笑った。

 

マンガやら映像になっても映えそう。

 

コメディ部分だけじゃなく、平均的だからこそ孤立しないようにする主人公の成長やら、

読み易い文体と相まって楽しめる箇所も多かった。

 

文庫版だったので卒業旅行の一編が追加されていたけど、

つい最近発売されたものだと更に一編追加されてるのかな。

 

ううん、面白かっただけに最新版を買えば良かった。