彼と彼女は殺し合う宿命にあり、生まれ変わり続ける。
瑠璃城には彼女の為の騎士団があり、そのうちの六人が一夜のうちに姿を消した。
そして発見されたのは遠い川の先で、六人には首がなかった。
毎日を戦場で過ごす兵士は、水浸しになった塹壕の中を駆け巡る。
そこで首無しの死体を発見するが、死体はいつの間にか消えていた。
最果ての図書館に通う彼女は余命半年、そこに現れた男が生まれ変わりの話をする。
男と女は短剣で互いの命を奪う宿命にあり、死んだ後は生まれ変わり、
再び殺し合いが始まると。
三つの時代で彼と彼女の間に殺人が起こる。
殺人の果てに待つ生まれ変わりとは……
っていう、生まれ変わりを前提とした話。
とはいえ時代によっては記憶が曖昧だったり生まれ変わりを信じなかったりと、
やや設定が入り組んでいて、しかも例外の存在まで出てくる。
おまけに文章が洗練されておらず、とにかく読みにくかった。
まあ、二冊目なので仕様がない点もあるだろうけど。
で、三つの時代で起こる殺人事件の謎として、
瑠璃城の事件が一番分かりやすかったかな。
というか図が出た時点で、ああ、そういうことか、と気付くような構成なのだろう。
さすがに水流についてはぽかんだったけど。
事件として面白かったのはやっぱり最果ての図書館かな。
物理トリックの仕掛けが良かった。
全体的にはもう一つ足りない感じだったけど。