交渉中の三人を仕留めて取引のブツを確保する、
または処分するのが依頼された内容だった。
暗闇に潜んで機を窺う主人公の前で交渉は決裂、抗争が始まる。
護衛の人造人間と能力者の戦い、その隙に乗じてブツの入ったトランクを奪うが、
現れた謎の男によって傷を負わされてしまう。
何とかブツを手にして逃げ切ったが、それは依頼の失敗を意味していた。
関係者は殺さなければならない。
だが初めての失敗の痛みはトランクの中のブツにより吹き飛ぶ。
トランクの中には、裸の少女が詰め込まれていた。
生きている少女は人工島に跋扈している人造人間なのか?
それとも何か特別な境遇にある人間なのか?
依頼にはブツの処分も含まれていたが、主人公は子供を殺せない。
それだけはやらないというのが主人公の倫理だった。
少女を守りながら、一度は逃げた相手を殺す。
相手は過去に消滅したマフィアの残党の一人、
仕込み杖を手に何故か散り散りになった他の残党の首を切り落とす男。
人工島を舞台に戦いが始まり……
っていう SF とマフィアの絡んだお話。
ペロー・ザ・キャット全仕事にも登場したシモーヌが主人公、
彼女の過去やら正体やらも語られるけど、それがえらいかっこいい。
相手との因縁もうまく語られて、全体的にストーリーがしっかりしてるような。
ペロー・ザ・キャット全仕事はもう何年前に読んだかも覚えてないくらいなので
シモーヌがどんな人物だったかも覚えてなかったけど楽しめたなー。
個人的には笹井一個の表紙も好み。
亡くなられたのが残念だ。