いろいろと考え12月9日だった受診日を

12月7日14時30分に変更してもらった。

夫くんは仕事を休んでくれて

一緒に検査結果を聞きにいくことになった。

病院の近くのラーメン屋さんでお昼を済ませ、

近くのカフェに入って時間を潰した。

少し落ち着かない。

予約時間10分前に病院に着き、

受付を済ませる。

「まず、CT検査を受けてください」

え…凝視

今日は検査結果を聞きに来ただけなのに、

ものすごく嫌な予感真顔

検査科に行くと、

産婦人科と連絡を取ってくれて

先に産婦人科での診察となった。

ソファに座って待っていると

すぐに呼ばれて、診察室1に夫くんと2人で入室。

当然、前回と同じDr.が椅子に座っている。

シマエナガは、夫くんを夫であると説明し

着席した。

前回より空気が重い。

これは…

Dr.が神妙な面持ちで口を開く。

Dr.「検査の結果、

悪性の可能性が非常に高いです」


悪性…がん…悪性…終わった。

癌宣告。

あまりの衝撃に言葉が出ない。


後頭部を思いっきり叩かれて

ぐわぁんぐわぁんするような

地面が崩れて見えない底に落ちていくような

頭が真っ白なのか目の前が真っ黒なのか

形容し難い、なんとも言えない気持ち悪さ。


まさか自分が癌だとは思っていなかった。

思いたくなかった。

卵巣が腫れているので、その可能性はあった。

でも打ち消していた。

卵巣がんの初期症状?ないない。

悪い方に考えないように過ごしていた。

なんの根拠もなくとも

悪性ではない、きっと大丈夫

そう思っていたのに…。


涙がポロポロと溢れる。

バッグからハンカチを出そうとすると、

看護師さんが箱ティッシュを渡してくれた。

Dr.の説明を聞き逃さないように、

必死に自分のノートに書き続ける。

そうしないと自分が保てなくなりそうだった。

シマエナガは涙をこぼしながら

「はい、はい。」

と汚い字でノートに書き続けた。


以下、Dr.の説明を聴取した

ノート覚え書き


左側の卵巣が19cm、良性・悪性の混在

転移や浸潤(←漢字がぱっと出てこなかった💦)

右側、子宮異常なし

早めに治療

ステージ1か2 初期  3.4は進行

子宮頸がん、血栓なし


手術 

左卵巣摘出 生検 温存 

1時間半 年内

開腹中に病理検査 がんか正常か

         ↓

                              臓器をとる ホルモンバランス

        4時間 年明け



Dr.は

手術で左の卵巣だけを取るか、

右の卵巣、子宮も全て取るか

当然卵巣も子宮もなくなれば

この先妊娠することはない。

ホルモンバランスが崩れ、

更年期障害の症状がでると思う。

しかし、再発のリスクは少ない。

閉経後であれば、全部とることを勧めるが

30代でまだ妊孕性がある。

20代で卵巣がんになった患者さんで

片側の卵巣を摘出したが、その後妊娠して

今は子供がいる。

どちらの手術にするか。

など説明した。